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時々更新mn日記

( 2022/12 ← 2022/11 → 2022/10 )


[ 高校テニス会 ]
高校テニス会



去る11月23日の勤労感謝の日には早稲田高校の同期生で年2回恒例のテニス会が開かれました。当日はあいにくの雨。しかしながら屋根付きのコートで11人が凌ぎを削りました。





そのあとは、コロナで中断していた飲み会を桜台のイタリアン「イル・トンシオーネ」で3時間ほど貸し切りでした。料理に舌鼓を打ち、ワインを飲み過ぎて帰ってきました。病気にある者、回復するもの、運転免許を返納したもの。まだまだ元気なものと近況はいろいろですが、昔話に花が咲き、あっという間の3時間でした。次回は来年4月。その前に何回かゴルフの計画もあるので、参加してこようと思っています。




2022/11/24(木) 晴れ


[ 奈良研修旅行の写真 ]
奈良県研修旅行写真


薬師寺の東塔、西塔です。屋根の形が微妙に違うのはわかると思います。




薬師寺の水煙。本物です。解体修理工事は1000年ぶりに行われ本物は資料館の中に飾られていました。




桜井銘木協同組合での集合写真です。



なら歴史芸術文化村でいただいた。鉋くず、です。我が家のテーブルの上で撮りました。真ん中の丸いものは小学校時代の恩師の作品です。



2022/11/23(水) 雨


[ 奈良県木材研修旅行 ]
奈良県木材研修旅行


去る2022年11月5日と6日には材木屋仲間である14日会の研修旅行で奈良県へと行ってまいりました。奈良県は古寺仏閣が数多く残るだけではなく吉野材という良質な杉や桧を早くから植林して地元だけではなく大阪や東京に出材していました。今回の予定では大まかに薬師寺見学、吉野郡黒滝村の(株)徳田銘木見学、天川村洞川(どろかわ)温泉光緑園西清に宿泊。翌6日には黒滝村、中村林業様のご協力で200年生の吉野杉の伐採を生で見学。黒滝村を出て桜井市に戻り桜井銘木協同組合見学。ラストは「なら歴史芸術文化村」をへて帰京の予定と盛り沢山です。
薬師寺では副住職様に境内をご案内していただきました。正式参拝ということで境内南側にある「休ヶ岡八幡宮」にお参りしてから南門中門をくぐりました。昔、高校生の時に修学旅行できた時には東塔しかありませんでした。それがその当時の住職である高田好胤さんのお力もあり、金堂、西塔の再建が果たされさらに現在では回廊もできつつあります。ところで再建された西塔と、東塔では先ず高さが違います。西塔の方が1.1メートル高く造られているそうです。さらに屋根の形も違います。遠くから見るとその違いがわかります。西塔の方が屋根の形が開いています。これが500年後、1000年後に下がってきて同じ形になるように設計施工されているとのことでした。
薬師寺を後にしたあと南下し、吉野郡黒滝村にある(株)徳田銘木に行きました。ここは従来銘木屋さんでしたが、ここ50年の右肩下がりの売り上げの中で、変木や自然木に目をつけて、これを商品化するとともに吉野材の有効利用をいつも考え実行している稀有な存在です。三つある倉庫には商品として展示してあり、いつでもお客さんの要望に応えることができるようにしてあります。枝のついた桧材などは幼稚園児の木登り体験に使うこともできます。枝付きの桧材は別に幼稚園児だけではなく、使う側の方が頭を使って使い方を考え出せばよいのです。そこではデザイン力や設計力が試されます。販路を材木屋だけではなく、デザイナーや設計士、工務店に拡げ、「黒滝村まで来ていただいて現物を見て想像力や構想力を高めていただければ」材木の用途は無限に広がります。そのためには多くの人々にその存在を知っていただき、また人と商品と人とを結びつけていくのが材木屋の仕事かな、と感じてきました。65歳の徳田晴久社長の熱意を肌で感じてきました。
その夜天川村にある光緑園西清で宿泊し夜遅くまで話をしてきました。
翌日朝8時半前に宿を出発して黒滝村に行き、中村林業さんのご協力で200年生の杉の木の伐採現場に連れて行っていただきました。伐採する木にはすでに印がつけられており、また伐採現場に行くまでに何本か倒されてありました。山道10分ほどで伐採する木に出会い、少し上の方で見学させていただきました。すでに中村林業さんの方で下準備はされており、8人ほどで指揮する社長さんから実際に木を切る二人、途中でくさびを入れる方や倒す方向を決めるためにあらかじめチェーンとロープで固定してあります。高さ40メートル、胴回り2.5メートル。元から15メーターほどは枝がありません。大きくなる段階で丁寧に枝打ちして育てられた木だということがわかります。元にチェーンソーを横と斜めに入れ、長さ40メートルの木を幅2メートル以内の範囲で倒してゆきます。そして15分後無事倒れました。思ったほど音は静かでした。あまりバタンと倒れてしまうと木材にひびが入り建築用としては使えない可能性があります。倒れた木に手で触り撫でてきました。年輪を数えていただくと190余り。やはり200年生の吉野杉でした。吉野の林業は500年の歴史があり、それは植林=人工林の歴史です。人の手が加わった木です。この倒れた木は半年ほどこのまま寝かせられて木の水分を減らして、長さ、4メートル前後にカットされてヘリコプターで中村林業自宅前にあるヘリポートに運ばれます。そこから原木市場に出荷され、製材所が買い取り、製材して木材市場に製品として出します。それを仲買が買い、工務店、建築主に届けられます。そこから加工されて建築用木材として住まいに使われていきます。まだまだ長い道のりがあります。50年近く木材と繋がりを持ってきましたが、実際に伐採現場に立ち会うのは初めて。少し恥ずかしい気持ちもありますが、同時に神聖な感動もありました。
此処を後にしてから、桜井市にある奈良銘木協同組合へと足を運びました。製品部の谷口部長は銘木市場内にある多くの「銘木」についてその希少価値を説明していただきました。自宅で使えそうなものは少なかったですが、寺社仏閣で使う大梁や太い柱など目の保養もしてきました。この市場へも顧客を連れてくればそのニーズに見合ったものを揃えることが出来そうです。
最後に2022年4月にできたばかりの「なら歴史芸術文化村」へ。ここは、道の駅や宿泊施設を完備しているところで天理市にあります。「文化財修復展示棟」では歴史的建造物修復、つまり古いお寺のメンテナンスをしていました。そこでは桧の板目や柾目板を手鉋を使って削り、「鉋屑」が薄く途切れることなく一枚の薄い紙として生まれ変わる姿を職人さんが実際に見せていただきました。それでも出てきたものは「かんなくず」ということで、私はお土産にしました。機械で削った木と手鉋ややり鉋で仕上げた「木材」の仕上げの違いを自分の手のひらで触り、違いを感じてきました。機械鉋は表面がざらざらしていますが、手鉋仕上げは「つるつる」で水をはじきます。昔の人の仕事の方がレベルが高い、という皮肉なことを目の当たりにしました。そういえば薬師寺で回廊の丸い柱は(法隆寺にもありましたが)、近年再建された建物に使われている丸い柱を触ると「ざらざら」しているのに、つい100年くらいまでに建てられたあるいは修復された丸い柱を触ると表面は「つるつる」でした。その違いを思い出して今回の研修旅行は幕を閉じました。「いざいざ奈良へ」







2022/11/19(土) 晴れ


[ 奈良県銘木協同組合研修 ]
奈良県銘木協同組合研修


2022年11月6日、桜井市にある、奈良銘協へと足を運びました。明日香村にある飛鳥資料館を左に見て北上し桜井市内に入ると右手に大きな銘木市場が見えます。

今回はそこで製品部の谷口部長のご案内で、約一時間中を見学させいてただ来ました。主に吉野の杉材桧材の梁や銘木類が広い敷地の中に横たわっています。私では到底使うことがないものが多くありましたが、目の保養にはなりました。
やはり和室の減少やプレカットの浸透、従来型の住宅建築の減少等により、大きな梁や柱あるいは使うことが無くなりました。それら委ここでは在庫として持っています。人と人をマッチングすれば此処の在庫は履けます。その接着剤になる人々を奈良県は求めているのだと思います。

私も奈良県には、30回くらい入っていますが、泊ったのはその半分くらいだと思います。京都は黙っていてもお客さんの来るところ、それに対して奈良県は努力なしでは「伸びない所」。しかし努力次第では伸びしろがあります。その分奈良県の方は一生懸命でした。その熱意を感じ取った2日間になりました。
奈良県庁「奈良の木のブランド課」課長の吉田さん。
徳田銘木の管博久社長
黒滝村の北村課長補佐
奈良県銘木協同組合の谷口部長。

いろいろな方にお世話になりました。今回企画していただいた勅使河原さん、山本さん。そして田村会長に感謝する次第です。いいところに行けました。






2022/11/11(金) 晴れ


[ いざいざ奈良へ ]
いざいざ奈良へ



十四日会の研修旅行は2022年11月5日には、奈良の薬師寺を経て吉野郡黒滝村にある(株)徳田銘木さんへ。

(株)徳田銘木さんは黒滝村で吉野材の銘木だけではなく、自然木や変木も大事に扱い商品化している稀有な存在です。
 和室の減少により銘木類の取扱量や扱い高は右肩下がり。それに対応するために銘木だけではなく、変木、自然木に目をつけてこれを商品化、さらに在庫を持ってなるべく早く対応できる体制を築いています。そのため顧客は材木店だけではなく、デザイナーや設計士、さらには施主にまでアピールできる体制を整えています。あとはその商品を如何に住まいやお店の中で使っていただけるかにかかっています。もっと広くこの会社を知っていただければ、この会社の価値は無限に広がるのではないかと思います。奈良市内からも2時間かかる立地にもかかわらず、あるいはそれだからこそ、広い敷地に大量の在庫を寝かせています。この会社に来ると木材の可能性を感じます。いいところに研修に来ました。モックや昭和会でも研修に来るといいと思います。その価値は十分にあります。













詳しくは、株徳田銘木のHPをご覧ください。







2022/11/10(木) 晴れ


[ 2022年11月6日 ]












2022/11/09(水) 晴れ


[ 2022年11月6日 ]
吉野杉伐採見学


奈良県吉野郡黒滝村の中村林業(株)様のご協力を得て200年生の吉野杉高さ40メーターを伐採するところを見せていただきました。

9時過ぎに現場につき、伐採現場まで10分ほど登ります。




この木を伐採していただきます。胴回り2.5メーターです。




すでに下準備は前の日から行っていただきました。


伐採するところからやや上の所で待ちます。倒す方向にチェーンソーを入れていきます。今回は見ている場所から左に倒すので、左側の根元の部分に斜めと水平にチェーンソーを入れていきます。大きな三角形ができます。

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途中倒す方向を決めるチェーンが切れてしまうアクシデントもあり、再びかけなおしたので、その工程も見ることができました。

朝十時前に無事倒れました。




年輪を数えてくれた方によると190以上はあったそうです。





2022/11/08(火) 晴れ


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[ 管理者:大野満生 ]


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