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新東京木材、今月の「WOODS」から
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今月の「WOODS」
今日は冷たい雨です。あまりに寒いのでブランケットを膝にかけて書いています。
さて、今月の新東京木材の「WOODS」には、中野支部豊玉木材社長佐藤幸市さんの取材記事が載っています。今年で96歳。8回目の年男です。
茨城県の大きな製材所の長男に生まれ、水戸商業から明治大学へ、学徒出陣で中国大陸に渡り、敗戦。23歳で明治大学に復学。「佐藤製材所の東京出張所として杉並区天沼の地で開業。材木屋としてだけではなく、吉田茂の書生なども務めてから、本格的に「材木屋」になった方です。
「仕事を一生変えてはいけない」という水戸学の教えを守り、医者になりたかったけれど材木屋として一生懸命働いた、と書かれてありました。
さらに「材木屋は与えられた仕事だったけれど、材木屋は自然を相手にしている良い仕事です。何百年も経って成長した木を商いし、今恩恵を受けているものは、前に人たちのご利益をもらっている訳です。金さえ儲ければよいというものではない。つらいことがあっても、これから先の人の礎だと自負すると、我慢できると思う。そのような料簡を以って人と接しないと諍を起こす。私情は恐ろしい。」
「誠実無私」
なかなかできません。少しでも近づけるようにしたいと思います。佐藤さん、お元気で。「WOODS」から、今年は元気をいただきました。
2021/01/24(日)
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