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最近思う、せっかくだから
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最近思う、せっかくだから。
私はこの業界しか知りませんが、この業界は居心地の良さと共に閉鎖性も感じていました。誰しも自分のことで手一杯というのはあたり前ですが、そこを破っていった一人の男を知っています。
中野区の材木屋さんの二世の会を作った方々です。鈴幸、竹内木材、大の田それに窪寺です。そこに乗っかった井上、大喜を中心に集まりができたのは、もう三十年近く前のことです。当初秘密の飲み会で行きたかったのですが、集まりを作ったことを業界誌に載せられてしまい、大ぴらになりました。それに対応して各地区の若手会に勉強に行きました。
窪寺氏はそれに飽き足らず、組合内部に若手会を作りました。さらにそこの優秀な方々が東京の冠を付けた集まりを作りました。そのあたりが一つにピークですが、今でも続いているところを見ると継続するだけの魅力と力があるようです。維持している方々は立派です。
私自身その中で大きく成長させていただきました。皆さんいい方で、これは育ちの良さなのでしょうか。私自身個人的にも助かっています。初めは中野区内の出来事や各人の悩みなどを聞いているだけでした。が、仕事のやり方や仕入れ先、売り先についても話ができるようになって行きました。方向性は皆さん違いましたし、資格などもそれに応じて多様化しながら学んで、また一緒に遊んできました。
だから感じることがあります。もうそろそろ次が出来てもいいのではないかと。数十年、会が続いてきて、そのことには何の不満もないのですが、新しい人が新しく考えて行動することも重要かと感じています。個人情報保護法があり、トップダウンで集まりを作ることは難しくても、市場で顔を合わせている方々が、数名単位で気軽に集まれば、一つの会ができます。その先には垣根の低い集まりができると思っています。もうできていて、私が知らないだけかもしれませんが。
2020/03/29(日)
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