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絶対数
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絶対数
少し前の話ですが、米栂の45×105を30丁くらい使うというので仕入れておきました。それは3メートルだったのですが、4メーターにしてくれと言われ、最終的に納めることになったのは、3メートルで防腐加工したものでした。所が、実際に元請けさんからの要望は「イペ」のようなウッドデッキ材を使って、作ってほしいということだったようで、そのあたりのちぐはぐさは、どうなっているのかわかりませんが、こちらとしては、そのまま納めて終了しました。
元請けがいて、下請けがいて、孫請けがいて、その下あたりにわが社と直接取引をする会社があるので、何を要求されているのか、つかむのが先決になりました。
もちろん街の中の大工さんや工務店さんは元請けさんが多くいます。ただし、ここ一年くらいでコンスタントに仕事を取ってくる工務店さんの数は減っています。さらにまとまった木造の新築であったり、鉄骨の内部造作であったりするものも減りました。コンスタントに仕事をいただいていた所もその数が減り続けています。また高齢化も進んでいます。
昨日来た大工さんも自分で栂材で敷居と鴨居を作っていきましたが、こういうことの出来る人も減り続けています。図面を書いてきて「加工まで頼む」スタイルが定着しています。新東京木材のセンターや問屋である「細田木材工業」や「新里木材」などで加工は頼めるので助かっています。それでもだんだんと「加工されたもの」を買うようになっています。
さて、この一カ月はその木材の売れ行きが不振で、これは経験したことのない様です。10月の売り上げはとりあえず基準線を越えましたが、建材と木材の比率は、建材が8割、木材が2割、それも大半が下地材です。ベニヤと下地材で売り上げをコンスタントにこなすのは至難の業です。
2009/10/29(木)
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