[
なおさら思う
]
|
なおさら思う
今年の東京は雨が多いせいか、ブロック塀や木々の枝などにもミドリ苔が目立つようになっています。そのせいか雨が降るとその香りというよりもカビ臭いにおいがします。食堂などに入っても湿気が取れないのか同様の臭いがします。
自分ものんびり暮していて、仕事面では不調ですが、取り立てて苦労なく過ごしています。今のところというよりも「ここのところ」といった方が正解でしょう。木が見える住まいに暮らしていて、カビ臭いにおいに悩まされることもなく、空気が乾いていることもない住まいに住んでいます。
ここのところ気温が上がってきていますが、お天気であれば、少し窓を開けて休むこともあります。あるいは部屋の間仕切りドアを開け放して休むとそんなに汗ばんだりしません。まだエアコンで除湿などは使っていません。
自然のものに囲まれて生きていれば、そんなに難しいことは考えなくても、空気はおいしいし、風の流れを作りさえすれば、今の季節も心地よいものです。
いましばらくして夜中の温度が25度を超えるようだと冷房のお世話になります。東京の暮らしも冬の寒さや梅雨の時期、そして真夏と、人にとっても住まいにとっても厳しい季節があります。若い時には感じなかった「暑さ」「寒さ」もあります。そんなとき、床に本物の木を使うだけでひやっとしないし、壁に本物の木を使うだけで触っても冷たくないし、木の持つ香りを楽しむことができます。そんな暮らしをしてみませんか。
現在の東京のワンルームマンションではほとんど考えられない世界ですが、そういう所にこそ使いたいですね。そうしないと若い人たちは、一生「木と触れ合う」経験を持たないことになるからです。

2009/06/30(火)
|
|