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風呂場の修繕
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風呂場の修繕
最近別荘の修繕の仕事が始まりました。外部の軒先や土台の交換などが主な仕事の予定でしたが、いざふたを開けてみると、それ以外にも修理しなければならない所が出てきました。中でも風呂場の壁や天井は桧材を用いていますが、一部が腐ってしまい、直すことになりました。現況の材の大きさなどを工務店さんに教えていただき、同じものを探してみましたが、昔と違い見つかりません。新しく作るか、張り替える部分を広げるしかないと思いました。
とりあえず壁の補修分を納めました。
言われた材は、本実加工された12ミリ×90ミリの羽目板。16ミリ×108ミリの壁材でした。いずれも桧材です。前者は無節、後者は一等材(節あり材)です。たぶん二十年くらい前に作られたものだと思うので、その頃には材の種類も豊富で、在庫を持っていたところも多く、すぐに間に合わせることができたのですが、今は既製品として作っておくだけの余力がなくなってきています。もちろん住まい作りのスピードから考えると「注文を受けてから作る」でもよいと思うのですが、何せリフォームは限られた時間内に仕事を終わらせないといけないので、どの材料を選択して、どのように納めるのか、このあたりは請負った方の実力になります。
さて、どうなりますやら。
それはそうと、感じることがあります。
木材製品は、もともと自然の木を相手にしているために、サイズに関してそれを作った会社任せになっていることです。規格を統一することも大事です。以前信州の木材協同組合でこの試みがなされましたが、杉やカラマツなどの樹種を超えて、長さ、厚み、幅、本実加工の場合は実際の利き寸や、裏の反り止めなどを同じく作っていました。これは便利だなと思っていましたが、この場合はこの協同組合自体が潰れてパーになってしまいました。作る所を超えて同じ規格を作ると消費者に近い方は便利だと思います。
フローリングの厚みも最近は15ミリのものが増えて使いやすくなってきました。仕上がりまでの高さを計算するのが楽になってきたのです。
2009/04/29(水)
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