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今年一年は
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今年一年は
みなさんにとりまして、今年一年はどんな年でしたか。 仕事に関しては、昨年末より厳しい時代が続き、大工・工務店の仕事が減ったことが一番の特徴でしょう。そのせいで売り上げも減少しています。木造住宅がらみの仕事が減り、マンションリフォームや店舗関係に仕事が中心になりました。そのことにより売れていくものは限られた種類のものになりました。さらに木材だけを売っていくことでは売り上げに貢献できなくなりました。建材や住宅機器の販売や施工がらみの仕事を私たちがこなせるかが売り上げの分かれ目となります。
今年は石油価格の変動の大きさに振り回された一年になりました。各建材メーカーも価格改定を行い、カタログを新しくした途端に今度は仕事がなくなりました。物がだぶついてモノの値段が下がる傾向にあります。輸入されてくる品物に関してはさらに円高が追い打ちをかけるでしょう。
来年は「瑕疵担保」の問題もありますのでより一層「町場」と云われる工務店・大工は仕事を取ることが難しくなるでしょう。
我々材木屋の行先は道が狭くなるように思います。しかしながらそれでも一般のユーザーは「無垢はいい、木材は良い」といいます。このギャップを埋める位置に行けるなら我々の可能性は開けてくると思います。
「幾度か辛酸を得て 志 はじめて固し」
2008/12/28(日)
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