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時々更新mn日記

( 2008/07 ← 2008/06 → 2008/05 )


[ 仕事のやり方が大きく変わる ]
仕事のやり方が大きく変わる


ここの所、木造の新築は話が少しあるだけで現実になりません。代わって多いのがリフォームです。アパートの改修やマンションリフォームが大部分になりました。おかげさまで6月は忙しく過ごさせていただきました。その中で使用される木材や建材はほとんど同じものになりました。少ない品種で同じようなものを作ることになっています。従ってよく使われるものだけが売れ筋になります。

さて、その売れ筋商品、赤松の30ミリ×40ミリ、20ミリ×40ミリ、栂材の36ミリ×45ミリ、耐火ボード、12ミリラーチ合板、20ミリのパーティクルボード、一番安いフロアー、などですが、そこが危機的なのです。赤松はロシアから丸太の輸入がなくなります。ラーチ合板も同じ理由で少なくなります。一番安いフロアーももうからないので値上げされます。パーティクルボードにいたっては原料であるチップが少なくて品薄が始まりました。断熱材など石油で出来るものは値段が上がりました。配送費ももちろん高くなっています。蝶番を2セット建具屋さんに直送を頼んだら、3000円かかってしまいました。それはともかくとして、今掲げたものをどこかでストップされると仕事が成り立たなくなりました。

仕事が少ないまま平均的に推移すれば問題は発生しないと思いますが、現実には石油や穀物のように投機の対象になるか、気がついたときには品物が手に入らなくなっているか、今年の後半は読めなくなっています。

世界で一番安い木になってしまった「杉」を使うことになるかもしれませんが、今の工法の中では杉は使いづらい木材になっています。「杉」を使うことになると仕事のやり方を変えないとクレームの付きやすい住宅が生まれるかもしれません。

とは云うものの宅配便もリヤカーで配達する時代です。私の祖父はリヤカーで電話帳を配達していました。50年も前ですが・・・かなり昔に戻った気がします。

日本人も自分に見合った生活のテンポに戻っても良いと思います。このところ二十年前、三十年前に作っていた住まいの方が高いレベルにあった気がしています。今の住宅は技を使う所が少なくなっているからかもしれません。機械の使い方は上手くなっても、手仕事の部分でどれだけ成長しているのか、手仕事の仕事が来た時にばれてしまいます。志がだんだん低くなっていますが、もう少し頑張ってみたいと思います。

2008/06/27(金) 晴れ


[ 胡瓜の収穫 ]
胡瓜の収穫

毎月月の半ばには会合いくつかあって、外食することが多くなります。その上今月は則子さんが留守の時もあり、自宅で食事と云う機会はかなり減りました。それがやっとここへきて復活です。やはり自宅でとる食事が一番おいしい。ここのところ一日一本自宅のベランダでとれた胡瓜を食しています。朝収穫しては朝食のおかずとしています。みずみずしくて美味しいものです。



さて、仕事は一段落しました。耐火ボード運びやべニアの荷上げなど同じ筋肉を使うことばかりです。左利きなので左側の肩や親指が疲れを感じています。ここのところの景況感は芳しいものではありません。ある方の話ですと昨年の3月ごろから下降気味だったといいます。6月の改正建築基準法の影響ばかりと言えません。もっと根本的なところに問題があるようです。木工事の仕事が少ない、仕事の単価が落ちている、追加仕事のお金がもらえない、支払いが遅くなっている、など仕事をしても良い結果が生まれない環境が出来ています。もちろん仕事をしないと初めからゼロですから、しないわけにはいきませんが、仕事をしただけの結果を出してもらえない所がつらいですね。

今日は車を走らせていたら右折車が二台居たので左から直進しようと前に出たら、信号無視の自転車が私の前を横切りました。幸いスピードが出ていたわけではないので、事故につながるというようなことはありませんが、最近、自転車に乗っている方のマナーが悪いので今まで以上に注意が必要になりました。


2008/06/24(火) 晴れ


[ 十四日会会合 ]
十四日会会合


さる12日の夜には、十四日会の定期会合がありました。この日は、細田木材工業(株)の社長である細田悌治氏。中野住建センターの河野所長。池袋住建センターの平元さん。竹内木材工業(株)社長の亀山さん。そしてクボデラ(有)や中国のいくつかの社長でもある窪寺伸浩氏、といった多彩なゲストをお招きして会合を持ちました。

まず、挨拶に立った細田木材工業社長である細田悌治氏は「いま業界でどこへ行っても話題になっていることが二つある。ひとつはロシアからの赤松の丸太輸入が関税の引き上げで丸太輸入がなくなることでどんな影響が出るのか」「いまひとつは、来年10月から施行される通称・瑕疵担保法について」

前者はこの夏ぐらいから影響が出始め、丸太挽きはなくなります。そのため赤松の30×40や20×40などは製品で輸入されるものないし、原板を曳くものになります。良材がコンスタントに供給されるか、心配される所です。実際良材は量的には減ってきているとのことです。
また、針葉樹合板は杉の合板への移行が始まり、合板工場もスギの丸太を買いあさっているとのことでした。
これでかなり変わるかもしれません。
30×40に関しては「モミ系統の木で試験的に作らせている」(河野所長)などの話もあり、私たちとしてもどれくらいのレベルのものを要求するかで樹種やグレードが変わってくると思います。

次に「瑕疵担保法」に関してですが、細田社長や平元さんも触れられましたが、亀山社長から詳しい説明がなされました。
平成21年10月1日以降に引き渡しのすべての新築住宅に適用。住宅の発注者の保護するため、新築住宅の請負人に保険への加入もしくは保証金の供託を義務つけています。大手のハウスメーカーは供託金を積むことが予想されていますが、中小の工務店、大工さんは国土交通大臣が指定する保険法人との間で保険契約を結ぶことになります。万が一住宅に瑕疵が発生し、補修した場合保険金が支払われます。

まずこの法律は消費者の保護のため作られたということ。工務店さんなど請負業者が対象であり、保険加入した場合には中間検査を受ける必要があるため、着工前に保険法人にはいる必要があります。来年の十月と云うとまだ時間があるように思えますが、前倒しで考えて行くと、保険に入るとすると年内には入り終わっていないと間に合わなくなります。そのあたりが今一番シビアになるかと思います。なお、現在保険法人として「財団法人住宅保証機構」と「株式会社住宅あんしん保証」の2法人が指定を受けています。

さて、この他にも窪寺社長の四川大地震のお話など有意義な会合が持てたと思います。皆さん、ありがとうございました。

2008/06/14(土) 晴れ


[ 今日の仕事はつらかった ]
今日の仕事はつらかった


一端ガクンと落ちた体重もかなり元に戻りました。それとともに持てなくなっていた木材も持ち上がるようになってきました。筋肉も回復基調です。先週と今週は仕事がまとまってあり、わが社としては忙しい方です。耐火ボード運びが主なものですが、サイディングや建具なども運んでいます。仕事はリフォームばかりで、必要なものがその都度変わります。前もって言われていたものが使えなくなったり、厚みや幅の違うものが急に必要になったりします。それに対応していると一日がすぐに暮れます。

さて、昨日は朝からあちこちに配達に行き、昼は休憩していたら、何本か電話が入りました。昼からの配達や材料の引き取りを終え、3時ごろに会社に帰りました。一服してテレビでも見て今日は仕事を終えようかと思っていたところに、「配達してくれない?」との電話。ちょっと嫌だったけれど、「いいですよ」と答えてしまいました。重さ30kgあるフロアー材を8ケース。現場は階段が狭いのでそこを上がって行くのを想像しながら、現場へ向かいました。現場へ着いて大工さんと相談して、担いで上げるのは止め、バラして手渡ししようということになりました。現場は二階と云うこともあり、軽トラックの荷台から差し上げると何とか届きます。「この方が楽」だということになり、早速。

無事に差し上げて、帰ってきたら、口から出た唄は「今日の仕事はつらかった…」でした。「あとは焼酎をあおるだけ・・・」

前者に力が入っているか、後者の方に力点がるのかなんとも言えませんが、夕方になってからの力仕事は疲れます。とは云うものの今日は雨。この雨の中で仕事をすることを思えば、結果オーライだったかも。今日は雨なので楽出来るかも。

2008/06/12(木) 雨


[ 広州市場でワンタン麺 ]
広州市場でワンタン麺


この処いっぺんに仕事が始まり自分の頭では処理しきれないくらいになっています。2階に上げたり、路地の細道を通って材料を運んだりしていたらすっかり疲れが溜まりました。そこで久しぶりに大塚にある「リフレッシュ指圧センター」で体のケアをすることにしました。日曜日の午後に予約を入れて体をほぐしてもらいました。ここは1時間の料金で1時間半以上ほぐしてくれるので、お得感もあり、実際それくらいの時間をかけてもらうと体も楽になります。ここへ来るのは約1年ぶり。それでも疲れたらここへ来ればなんとかなると思っていると気が楽です。実際この日は2時間半ばかりをかけていただいたので体が軽くなりました。

さて、気がつくと夕方の6時半。こうなると御約束の夕食ですが、ここまで来たので「広州市場のワンタン麺」にしました。醤油味と塩味のワンタン麺を頼み、さらに本日は餃子も頼んでみました。パリパリ餃子は特別なものではなかったですが、ここのワンタンはおいしいですよ。

ここ大塚には「靴のアルカ」もあります。既製品の靴を売っているメーカーですが、その人の足の形や歩き方の癖などを考慮しながら、靴を選んでいただけます。私にしてはかなり高級な靴ばかりですが、以前1足だけ買ったことがあります。

さて、おなかも一杯になり、体も楽になったので家に帰って「篤姫」を見ました。私は歴史が好きな方だと思っていましたが、篤姫は名前を聞いたこともなく、40年前の人物事典ではその存在すら載っていませんでした。そんなこともあり、この新鮮な篤姫は毎週のように楽しみになっています。ドラマのどこまでが真実かはわかりませんが、大きな歴史の転換点にはいろいろな人がそれぞれの立場を主張しながら登場します。今まで気がつかなかった立場から歴史を見て行くのは歴史の中身が膨らんで中身が濃くなっていく気がします。

2008/06/09(月) 曇り時々雨


[ 今年もミニ菜園 ]
今年もミニ菜園

今年も北側のベランダにミニ菜園を作ることにしました。5月も雨が多く日照不足が心配される所に今度は梅雨に入ってしまいました。それでも胡瓜は花を付け始めました。早く育って食べられるようになるとうれしいのですが・・・

さて、今日の木材新聞には、この度日本木青連の会長に就任した江守淳一氏の話が載っています。江守氏は富山の北洋材を中心とした製材工場の社長さんですが、
「外国の、木材や森林資源に対する考え方は日本より進んでいる。そういうことを・・・紹介し、我々は本当に大切な仕事を担っているという誇りとやりがいをよみがえらせたい。ロシアの丸太輸出税の話も、あれは正しい選択だと思う。なぜかというと、森林を資源としてきちんと認めている方だ。・・・杉は世界で一番安い木と言われているが、それ自体がおかしい。原木単価やチップを含めて適正単価で本当の値段をつけて安ければよいという発想をやめることだ。これによって住宅価格が高くなる可能性は多少あるが、その意義は大きい」とのことです。

木青連の会長としての期待は高まるばかりだ。



2008/06/07(土) 晴れ


[ 木材を売ってくれるところが・・・ ]
木材を売ってくれるところが・・・


最近木材の売り上げが下がっています。全体の売り上げに占める割合も同様です。その原因の主なものは木材が使われなくなったからです。あるいはそれだけでなく、大きな流れの中で構造材はプレカット工場経由、造作材はほとんど建材化されたものに取って代わられた、したがって木材と云っても下地材・羽柄材と云われるものがほとんどになってしまった、と云うことになると思います。

そうなると、構造材や造作材が必要なとき、それは量的には少ないものになります。小分けしてくれるところとして「センター機能」付きの市場が必要です。私は住んでいる近くでは新東京木材商業協同組合だけになりました。あとは新木場ないし、東京新宿木材市場の府中センター、埼玉センター。東京相互市場の境市場くらいになりました。私の所も木材は95%が新東京木材です。

ここの特徴は、良材を常時取り扱っていることです。単価の競争は出来ませんが、小口で分けてくれるので助かっています。この特徴を生かして今まで取引のなかった所が増えています。

木材を売ってくれるところが少なくなっています。

2008/06/05(木) 曇り時々雨


[ 草津へ ]
草津へ


さる6月1日、2日は白川建設株式会社の親睦会である白栄会の旅行で、草津へ行ってきました。前日の雨と打って変わって心地よい晴れのお天気でバスは中野を出発しました。

関越道から上信越道を通り、中軽井沢の「ラフォーレ中軽井沢」で昼食をとり、中軽経由で「鬼押出し園」へ。浅間山がよく見えました。少しだけ雪渓が残っていました。



ここから鬼押し出ハイウエイから144号線を通り草津へ。3時半には今夜のお宿である「一井」へ着きました。まずはお風呂と思ったのですが、同室の社長さんたちと小一時間ほど話し込んでしまいました。題して「日本の現状を憂う」と云った感じでした。



宴会の時間も迫ってきたことから、やはりお風呂へ。「草津の湯は熱い」という印象が強かったのですが、内湯はちょうど良い温度になっていたのでゆっくり浸かることが出来ました。ここの源泉は白旗で濁りのある柔らかなお湯でした。その後露天へ移動。こちらの源泉は万代鉱。こちらの方はさっぱりしたお湯です。

さて、宴会、二次会と過ごした後、マッサージにかかる前に湯畑を散策。二年前に来た時には無料のお風呂をはしごしたので、今回もいくつか回ることにしました。白川建設の専務と篠原工務店の専務と3人で湯畑の足湯を目指しましたが、ここは満員。そこでまずは千代の湯へ。そこから下がって「煮川の湯」。ここは熱かったという記憶がありましたが、篠原さんはトップリ浸かり、私は足だけ。しかもすぐに足が痛くなったので上がってしまいました。ここは外見がトイレ風。煮川のお湯はほぼ透明です。

次は「地蔵の湯」へ。2年前に来た時に新しくつくりかえたところで、他と比べてかなり大きな建物でしたが、今回はそれに加えて、別の所に足湯の設備もできていました。ここのお湯は乳白色で私でも入れる熱さだったと記憶していましたが、やはり熱いと感じたので足をしばらく浸けただけにしました。それでも足首は真っ赤になり、1晩中ぽかぽかとした気分で眠ることが出来ました。お風呂の威力を感じました。

地蔵の湯を後にして私は宿に戻りましたが、篠原さんと白川さんは白旗の湯へ行ったそうです。かなり熱かったという話をされていました。2年前に来た時、湯船が二つあったと思うのですが、その一つに足を入れた途端、これは入れないと思ったので足をつけただけで躊躇していた時、次の方が入ってきてどぼんと浸かり、「ここのお湯は熱い!」と思わず漏らした時そばにいたおじさんが、「こっちは熱いから、いま一つに方に入ってから、こっちに入らないとだめだよ」と云っていたのを思い出します。私の年では草津のお湯は足をつけるだけくらいでちょうど良くなりました。

さて、さて翌日は白根さんの湯釜を見て帰路に着きました。新緑の香りいっぱいの二日間でした。



2008/06/03(火) 曇り時々雨


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[ 管理者:大野満生 ]


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