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日刊木材新聞から
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日刊木材新聞から
去る5月23日の日刊木材新聞には、窪寺伸浩氏の緊急寄稿が載せられています。窪寺氏はクボデラ(有)の社長だけではなく、中国にもいくつか会社を持っており、成都東伸塗装有限公司董事長としても知られております。
さて、今回の四川大地震は中国の木材業界にどのような影響を与えるのだろうか、そのように問題をたてて今後を探っています。 まず今回地震の起きた四川省は雲杉など大径木の産地であり、また柳杉などの植林木の産地でもあります。またそれらの木材を製材、乾燥、加工する流通の最前線にあります。 今年度は日本の住宅着工戸数の減少を考え、中国側のシッパーも減産体制に入っており、日本側も買い控えしていました。 そこへ今回の地震です。工場そのものに被害は少なかったものの輸出港までの道路、鉄道事情を考慮すると日本向けの商品流通に被害が出るのではないか、と書かれています。
現在はまだ工場にて手持ちの在庫があるが、秋以降在庫不足になる可能性があります。今回の地震は中国の木材業界に打撃であり、それだけでなく、中国経済に与える影響も大きなものになるのではないか、と結んでいます。

2008/05/29(木)
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