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時々更新mn日記

( 2008/01 ← 2007/12 → 2007/11 )


[ 今年も終了です。 ]
今年も終了です


今年もいよいよ押し詰まってまいりました。
みなさんには今年は良い年でしたか。

私は体調不良になったり、疲れがたまりすぎて時々休みをいただきながら一年を過ごしました。仕事も10月半ばまではかなり忙しくさせていただきました。
私生活でも中尊寺や奥入瀬それに道東など初めて行くことができた場所がいくつかあり、楽しめました。また小学校や大学の同級会や久しぶりに再会できた友人など、充実した1年だったと思います。
来年は日曜日には家にいる日をたくさん作りたいと思います。少し休憩を多く取りながら過ごしたいと思います。

さて、そうはいっても仕事も力を入れないといけません。今年の9月に発行されたつくば緑友会の「季のある住まい」の普及にも力を入れたいと思います。木造住宅も作り方がどんどん変わっていきます。大工主導から設計士の方やプレカット工場などへ仕事は移っていきましたが、それでも直接の作り手の力がまともでないと出来上がったものに不安と不満が残ります。

良い作り手の力を借りて実のある住まいを作りましょう。
来年は1月7日より営業いたします。みなさんよいお年を

2007/12/30(日) 曇り


[ 今日のメール便から ]
今日のメール便から

12月28日付の日経ニュースメールでは、
「住宅着工、底入れの兆し・11月27%減、大型物件は回復鈍く」として以下のように書かれてありました。

 国土交通省が27日発表した11月の新設住宅着工戸数は前年同月比27.0%減の8万4252戸となった。耐震偽装の再発防止のため、6月20日に建築確認を厳しくした 改正建築基準法を施行して以来、5カ月連続で2ケタ台の大幅な下落率を記録。とくにマンションが6割超の下落率となるなど、大規模物件は回復が鈍く、先行きにはなお不透明感が強い。

この問題が今年一番のニュースになると思います。
これをあらわすかのようにわが社でも忙しかったのは10月半ばまででした。

次に感じることは、大工さんの力が落ちて仕事が取れなくなりました。また父親の時代の大工さんはもう70代に入っていますので当てにならなくなりました。今売り上げにおいて大喜を支えてくれているのはリフォーム業者や内装業者になりました。従って仕事の中身も店舗の改装か住宅・マンションのリフォームが大半です。来年はこの傾向が一層高まり、それに見合った仕事の仕方をすることになるのだと思います。


2007/12/28(金) 晴れ


[ この一年 ]
春は桜、秋は紅葉


今年一年も瞬く間に過ぎていきます。
春は桜


新緑の季節


夏の湖


秋の紅葉


2007/12/27(木) 曇り


[ 技術力 ]
技術力

今月の「WOODS」には世田谷の材木店である三國屋製材所の社長である渡辺哲行さんの「今月のひとこと」が載っています。
それによると改正建築基準法の影響で住宅の着工数が減少する中でも元気な工務店はいて、そこの特徴は難しい仕事でもこなせる技術力の存在が大きいと指摘しています。
そこで我々材木店にこれを置き換えてみると我々は商人ですので、技術というより知識の力を発揮しなくてはいけない、知識力を持っていなくてはいけないと指摘しています。販売する木材や建材に対する知識、建築する住まいに関する知識、住まいを建てるために必要な税制や金融に関する知識など。自社が誇れる知識を持つことにより顧客に対して良い影響を持てるのではないかと書いてありました。

実際、材木屋が材木だけを売る時代は終了し、材木の販売を基本にして建材類や住宅機器、あるいは住宅そのものへ力を注がないと、良い住まいを作ることができないし、木材を多用していただくことも無くなりました。少しでも妥協すればどんどん志は低くなり、安くて平均的な仕事ばかりに気を取られてしまいます。右から左へ流れていく仕事はありがたいものですが、その反面考えることも少なくなります。自分の住まいで良かったと思うことの一つに窓枠の厚みを30ミリ厚(タモ材使用)にしたことです。通常21ミリ、少し厚くても25ミリでしょうが、30ミリにしたことで重量感があります。オリジナルであることも証明できます。その分だけ値段は高くなっているのですが、オンリーワンは気持ちの良いものです。ちょこっとした贅沢を演出するのも住まい作りの基本です。これは又大工、工務店の作る住まいだから出来ることでもあると思います。

2007/12/21(金) 曇り


[ たどりつき ]
たどりつき


先日の宇治川の集いで島先生から河上肇の短歌を教えていただき、

たどりつき ふり返りみれば 山川を 越えては越えて 来つるものかな

と、それをこのHPで紹介しましたが、
弟子の長谷部文雄さんのは忘れてしまいましたと、と島先生に送ったところ、

たどりつきし、峠を越えて はるかなる 峰のあたりに 夕日ただよう

と答えが返ってきました。

先生の方は学問的にあるいは思想的にいろいろな遍歴を経て、「よく超えてきたな」と言っているのに対して弟子の方は「たどりついたなーと思ったら、まだ峠だった」と謙虚さを具えていました。

三十一文字で返答ができるのはかっこいいと思うのですが、私には出来ません。
また、河上肇の歌は万葉仮名で書かれていたそうです。人麻呂のような略体歌ではなく、一文字一音の非略体歌であらわされていたとのことです。

さてさて、先の宇治川の集いの時に島先生はこんな話もされました。
「京漬物を近所から送ろうと思っても、最近では大安やらの方を送った方が喜ばれる。近所で作っているものの方がおいしいのに・・・」

わが業界も同じですかね。

2007/12/17(月) 曇り


[ ガソリン上がって ]
ガソリン上がって


近くのパン屋に行ったら原材料費の高騰により、値上げを致しますという表示がありました。また別のパン屋では値上げは見送ったもののパンのサイズが一回り小さくなった気がします。
昨日の焼鳥屋ではラストにおにぎりを頼んだらサイズが小さくなっていました。海苔のサイズが変わらないのでやけに目立ちました。
今年一年は比較的元気に始まったのにこんな風に終了していきそうです。

さて、仕事も耐震工事やマンションリフォーム、それも部分的なものになってきました。間柱のサイズも35×45ミリくらいになってしまいました。一昔まえだと幅72ミリや90ミリはあったと思うのですが、小さくなって木材の使用量も減り、金額も少なくなりました。巾木の厚みも10ミリくらいのものから7ミリに落ち、あるいはソフト巾木にしてもっと薄くしています。廻り縁は使わなくなりました。これで手間も材料も省略できます。

また、またアパートのユニットバスを入れ替え、隣接するトイレも直すので、床や壁、あるいはトイレドアを大工さんが直していますが、請負金額は以前と同じでやってほしいと言われているそうです。そのため、一か所でなく、二か所三か所できるところが溜まってから「やりたい」と言っています。

ガソリンが上がって生活に関する諸商品も値上げが普通になりましたが、大工の手間は上がらず、請負う金額もまた同様のようです。
2007/12/14(金) 晴れ


[ 平等院、東福寺から東山 ]
平等院、東福寺から東山


12月8日と9日で宇治の平等院から京都市の東南にある東福寺、さらに清水寺から東山にかけて散策してきました。紅葉の季節は終わりかけでしたが、見ごたえのある景色にうっとりした二日間でした。


平等院の裏手にある宇治川沿いの道


東福寺は紅葉の名所だけあって感動的。


後ろから舞妓さんが・・・と思わずシャッターを押しましたが、
これがなんと「舞妓さんの姿で街を歩いて記念写真を撮る」という
企画の商売でした。


八坂神社の裏通りです。


島ゼミ伝説の「山ふく」


2007/12/11(火) 曇り


[ 宇治川の集い ]
宇治川の集い


12月8日は宇治にて島先生をお招きして5期生の「宇治川の集い」が開かれました。場所は山本宣治の実家として知られる「花やしき浮舟園」日にちは12月8日。この日、この場所にて開催されたこともあって、島先生のお話も太平洋戦争や戦前治安維持法の改悪に反対して殺された山本宣治のこと、あるいはそれに関連したお話が中心となりました。

私は1951年の生まれで、戦後生まれですから直接戦争の体験はありません。が、親から子供のころに聞きかじっていたことを島先生の言葉を通して教えていただきました。これも島先生が戦争のすることの結果がいかに悲惨であるか、ご存じだからだと思います。

今回は皆さんの好意で私の妻も参加させていただき、会食させていただきました。ありがとうございました。妻も喜んでおりました。また来年も企画をしていただければ幸いです。

さて、私たちは翌日、東福寺を皮切りに清水寺や高台寺で紅葉狩りを楽しみました。特に通天橋からのモミジは盛りが過ぎているというのに幻想的でさえありました。

時間の関係で当日話に出た河上肇のお墓のある法然院まで足を延ばすことはできませんでしたが、中身の濃い二日間でした。

たどりつき ふり返りみれば 山川を 越えては越えて 来つるものかな

河上肇の三十一文字は何とか記憶に残りましたが、長谷部文雄さんの方はうろ覚えなので省略させていただきます。






東福寺の通天橋から


2007/12/10(月) 晴れ


[ 床屋 ]
床屋

12月の初めに行きつけの床屋に行きましたが、前日は一人しかお客さんが見えなかったと店主の方が話されました。お客さんが来るのを待っている時、そこの奥さんはハーモニカの練習をしているそうですが、「うまくなる一方」だとのこと。
お客さんの流れに偏りが出ていると話してくれました。毎月頭を刈りに来る人が減って、二カ月なり三か月に一度という方も増えているそうです。それに加えてお客さんが見えるのは大抵土曜日か日曜日なので、重なってしまうと体が持たなくなるとも言っていました。こうなると予約制を導入しないと・・・という話も。

さて、中野新橋商店街や川島商店街を見ても、目抜き通りでもシャッターが下りていましたが、ここへきて少しふさがり始めています。新規にお店を構える人もあれば、近所にあったお店が表通りに移ってきたところもあります。メインストリートは少しにぎやかになりましたが、裏通りは益々さびれていく感じです。また、閑な感じのお店も増えています。飲み屋さんも忘年会が今までよりも少ない感じです。建築業界も今年の前半は良いペースでしたが、改正建築基準法のあおりで、ぱったり仕事が止まった感じです。そのせいではないでしょうが、パッとしないこの頃です。ここへきて特定のお店しか人が入っていない中新の飲み屋情報でした。

2007/12/07(金) 曇り


[ ひざ痛 ]
ひざ痛、腰痛、五十肩

「大野さん、太られましたか」と言われてしまった。
思わず「わかってしまったか」と思ったが、一昨日久しぶりに大きな鏡を見て自分でも少し太りすぎたかなと思っていた。10月に新米を貰ってから、ご飯がうまくてつい食べ過ぎて、というか、そんなには食べていないのだが、とにかく食欲があり、その割に体を動かしていない結果、かなり丸々としてきている。おそらく自分史上最重の状態が始まっている。こうなると心配なのは、体のこと。自分でも体が重いという実感があるので、ぼちぼちまた減量を始めないといけなくなりました。
表題はなりかけのものです。50代は自分の欲望との戦い、病気との闘いにならないように欲を少なくして生きないといけませんね。

2007/12/05(水) 曇り


[ 結露 ]
結露

気温差の激しい季節になりました。今朝は特に寒かったですね。
先日、午前中にとある施設を訪ねましたが、窓一面曇っていて、結露していました。以前マンション住まいをしている時には窓に結露が激しくて窓の下部に新聞紙を張り付けておいたり、雑巾を用意していたものですが、今の住まいを作ってから、結露の二文字を忘れていました。
窓は光を入れてくれますが、その反面、部屋の中の温度を逃がしてしまいます。寒い季節になると部屋の中と外の気温差が激しくなり、部屋の中に結露が発生します。今回もサッシの所から窓枠にかけてびっしょり、となっていました。窓も大きく、出入り口もあります。部屋の中は暖房がたかれています。外の温度が上がってくるまでは暖房で暖められた熱が窓を通して抜けていきます。温めても温めても窓から抜けて行き、水滴が滴り落ちています。こんなことならせめてペアガラスにすれば、かなり部屋の熱も逃げずに、暖房も効率がいいと思うのですが、部屋数のたくさんある施設では、これを望むのは難しいのでしょうか。
結露を防ぐには、二重サッシにしたり、手前に障子をつけるなどすると効果的だとおもいます。


2007/12/03(月) 曇り


[ 12月になりました。 ]
12月になりました。


早いもので、12月になりました。
今年もあっという間に過ぎていきます。生きるのが忙しいこの頃です。
今年は忘年会も少なく、仕事も忙しくないのでのんびり過ごせそうです。もちろんのんびりしていられれば、一番いいのですが、稼がなくてはなりませんから、仕事にも励みたいと思います。しかしながらまとまった仕事がないのが現状で、その日暮らしです。前もって何を使うのかがわからない仕事が増えています。予定を立てて仕事をするというのが少ないので、材料は切らさないようにしておくのが、大変です。発注される数量がないのでお客さんは「ある」と思っていますが、こちらにしてみれば一日前でも話をして置いていただけると段取り良く一日が終わるので安心感があります。
数日で終わってしまう仕事が多いので振り回されているこの頃です。

2007/12/02(日) 曇り


[ 余りを嫌がるように ]
余りや端材を嫌がるように

最近注文の仕方がシビアになってきて、材料が余ったり、ゴミが出ることを嫌がるようになりました。タルキや根太といったものも本数で注文がきて、束単位で頼まれるということが少なくなっています。これは請負の金額自体が厳しくなっていることの表れでもあると思います。床板、枠材、巾木なども使う分だけ注文が来るようになりました。切れ端がゴミとして捨てられたり、余ってしまった材料がいつまた使われるのかわからないまま在庫として残っていくのはあまり合理的ではありません。大工さんや工務店の仕事は「使うものを必要なだけ」になっています。

その反面、従来下職と呼ばれたクロス屋、水道屋、ガス屋などの仕事は、もうちょっと緩やかです。多めに取っておいて余ったら捨てる、置き場がないから捨ててしまう、ひと現場ずつ決着をつけていく所が多いです。昔の大工さんのようです。おそらく自分で差配できる部分が多いのと、材料費に余裕があるからでしょう。

2007/12/01(土) 曇り


( 2008/01 ← 2007/12 → 2007/11 )


[ 管理者:大野満生 ]


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