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さよなら市
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さよなら市
7月27日、新東京木材の中野市場に於いて昭和会の記念市が開催されました。今回は渡辺木材の「さよなら市」であるのと同時に「中野市場」において記念市が行われるのも最後になりそうです。材木より建材の時代になって、また大工が加工する時代が終了して工場生産が標準になった事を反映して造作材や構造材は売れなくなりました。そのため羽柄材、下地材中心の市売ですが、このやり方も限界に来ているように思えます。参加した方に嬉しい思いをしていただくために景品を出したり、安く販売するなど大変な努力をしていますので、大変ありがたいと思っています。 が、私が今回一番参考になったのは、渡辺浜の空いた部分に建材メーカーが参加してくれたことでした。ケイテン材の資料などをいただいてきました。赤松のタルキが高くなれば、ケイテン材に移行します。また、工事が絡んだ仕事が増えています。これに対処出来る場所として市場が活用されると、良いと思います。「ナイスのフェア」みたいになって行くのでしょうか。
益々「木材」に接しなくなりそうですが、今行われている住宅つくりに関わる所から始めないと木材を使ってもらえない時代になっているのだと思います。ともあれ、中野市場には二十年ほど通いました。初めの5年はほとんど引き取りだけだったのですが、十四日会ができてからはかなり行ったつもりです。これで市場が無くなる訳ではありませんが、空いた土地は駐車場に変化し、収益を上げます。これは全体として前進なのだと思います。
2007/07/28(土)
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