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素材が売れない
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素材が売れない
建材問屋の営業マンが来て「素材が動きません」と言っていた。建材問屋も売上げの大部分が材工に絡んだものになって、そこを追いかけていないとノルマを達成できない。かといって素材もバックの絡みがあるので平均した売上げを続けなくてはならない。 「素材が売れない」 とは、今まで売れていったものが動かなくなった事を意味している。仕事が少ないのだ。私の会社を見てもコンスタントに売れていた素材関係=ベニヤ、コンパネ、ボード、断熱材などの動きは悪い。 それは従来の「大工、工務店」を中心とした仕事がなくなって、そのあたりは大手の仕事の範囲になった関係だろう。ここ2年で我が社の売上げに変化はないが中身は大きく違っている。内装屋さんや店舗関係の仕事が増えている。又ここ一年半くらいのつながりのお客さんの仕事が増えている。逆にいうとそういう仕事があるので売上げに大きな変化はないが、従来の顧客の仕事はなくなっている。
6月19日には、「十四日会」で中野住建センターの所長さんや建材の担当者をお招きして市況を伺ったが、その中で象徴的だったのは、建材課のH氏が「フロアーを売りたい」と言っていたことだ。コンパネやボードまでは材木屋に来るけれど、フロアーや枠材などが売れなくなっている。まさにフロアーは生命線といえる。
又木材に関しては良材は数も少なく値上がりの傾向にある。その反面B品、あるいはその下の商品はだぶついている。だぶつけば下がる。同じサイズの商品でも値段に開きが出る時代になった。良材をコンスタントに提供する事も難しくなった気がする。
2007/06/27(水)
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