[ホームへ] [他の月を見る]


時々更新mn日記

( 2006/08 ← 2006/07 → 2006/06 )


[ この一週間 ]
この一週間

ようやく関東も梅雨が明けました。それでも気温の上がり方も強烈でなく、風も涼しいので身体は助かっています。この一週間はのんびりしました。又外食の多い週でした。
25日には「ケネディー」でステーキ。27日はオペラシティーの18階にある「百跳」で則ちゃんのスキー仲間と会食。29日は不二家で夕食。29日には、映画「日本沈没」を見て来ました。映画は二人で2000円なので安いです。


2006/07/31(月) 晴れ


[ 晴れたらどうなるのだろうか ]
晴れたらどうなるのだろうか



雨ばかりが続いています。この梅雨前線の影響で多くの方々が被害に遭われています。お気の毒です。それに比べればまだ仕事がないくらいは「良い」ことなのかもしれません。
仕事が細かくなって素材しか売れなくなりました。
雨ばかりなので外の仕事が進みません。
今日も鳶の社長は雨だけれど、雨でも仕事をしないと間に合わないといい、
板金屋さんは、晴れたら仕事が重なって「どうなるのだろう」とこぼしていました。

天気の事ですから、どうすることもできませんが、気分が今ひとつ乗りません。
日曜日は見積をして、請求書を書き、配ってきました。
今日は今日で、先日納めた現場分の納品書の写しを全部出すようにといわれこれを一まとめにしました。又出荷証明書も出すように指示されました。事務仕事だけをこなしても2、3時間過ぎに経ちます。
晴れたら仕事が重なりそうです。一時的ですが…



2006/07/24(月) 雨


[ 豊玉木材佐藤様の慶事 ]
豊玉木材佐藤様の慶事


去る7月21日、池袋サンシャインシティープリンスホテルにおきまして豊玉木材社長である佐藤幸市さまの警視総監賞受賞記念祝賀会が開かれました。今回の受賞は佐藤様が昭和28年から今日まで永年にわたり交通安全運動に携わり、その功を称えてのものでした。当日は練馬区長、練馬警察署長をはじめ関係各位が出席され、佐藤様の誠実・実直な人柄を反映して和やかなうちにも絞まりのある集まりとなりました。


佐藤様一家


2006/07/23(日) 曇り時々雨


[ こころ穏やかに過ごしたい ]
こころ穏やかに過ごしたい


7月半ばになってもこんなに前が続くのは記憶がない。天気のせいで仕事が遅れています。梅雨が明けたら始めましょうという仕事や屋根の仕事などは先送りです。見積は見積もり直しばかりです。予算がないものやこの部分の仕事はカットというものや確認申請したら降りなくて、初めからやり直しというものまであります。7月売上げはおそらく最低でしょう。

新築住宅の見積りなおしは、今回は大変です。建坪が小さくなり、予算も少なくなりました。でもこのところの資材の値上がり、ベニヤ類の品不足の現状を考えると、材料の質を落とさなくてはならないかも知れません。以前見積ったものと同じレベルで見積もりはしますが、いま少し値段のこなれたものも使用しないと予算オーバーになってしまいそうです。仕事は決まらないとゼロ円にしかなりませんが、決まってしまうとマイナスになるのではやり切れません。流した汗が報われるように祈っています。

穏やかに生きていきたくなったこの頃です。


2006/07/20(木) 曇り


[ 惜別・中島惇さま ]
惜別・中島惇さま



「旅の記憶を留める会」の同人である中島惇さんが去る5月29日にお亡くなりになりました。90歳でした。同会は橋本哲さんが主催され、「旅想」という小冊子を二ヶ月に一度出しております。現在の所23冊が出版されております。中島さんは当初からの同人で23冊中18冊に寄稿されております。第一号から寄稿されています。この文章は2002年、4年前になります。中島さんは87歳でした。

今回、今まで中島さんが書かれたものを一冊にまとめて「惜別号」として発行し、同人からの惜別の言葉も載せていただきました。生まれ育った神田の話。大好きだったお父さんの思い出。二十歳の頃。嫁いだ日。旅の思い出だけでなく、深く人生を考えさせられるものもばかりです。

一番初めに寄稿されたものを転載します。
こんな文章をかかれる方でした。

現在の私は毎日、自分の体を守る事で精一杯です。70歳代のときには、まだまだ元気に頑張っていましたが、80歳代の後半になった今は、人様に迷惑をかけずに私の仕事でございます。
そして身体の具合の良い折に、小さな旅に出たいと思って居ります。
その旅はどこでもよいのです。唯、きれいな空気を吸いたいのです。甘い香り、あんみつ、おせんべいの醤油の匂い、かびくさい臭いのする町、ぬかみそ、焼き魚の匂いの村とか、ああこの臭いは若いときに吸った空気、なぞとうれしくその土地を思う私の旅です。
おいしい味の小旅行が出来た時の楽しさ、まだ一度もあったことのない匂いは、母のかほりの町です。どこかにあると訪ねていますが、残念ながら会ふことは出来ません。
残り少ない日々、人生の旅を毎日台所でまごまごと働いている私。もう5時の鐘。今夜はコロッケにしよう。では又。再見。(第2号 所収)





2006/07/19(水) 雨


[ 小売が出来なくなりました。 ]
小売が出来なくなりました。


中野区弥生町限定の材木屋になっていくような気がします。

今朝、一般の方からの電話で、コンパネを配達して欲しい由。
代々木だといわれましたが、お断りしました。
それはホームセンターとの価格差にまず原因があります。
我が社の方が圧倒的に高く、それを又配達すると経費的に合いません。

いま、コンパネなどラワン関係の商品は今値上がりしています。
まして、F☆☆☆を基本に在庫していますので、次の仕入れ値はホームセンターの現在の販売値を軽く越してしまいます。本来のお客さんである大工・工務店に卸すために在庫しているものもあります。それはすでに見積してあるので、何とかその値段で卸すことを頭に置いているからです。
くしくもその方から「業者向けの材木屋さんだね」といわれました。
そうする事にしました。

単価が合わなくなってきた事を実感した日でした。


2006/07/18(火) 雨


[ 理事会では ]
理事会では


7月13日の理事会では、ネットワーク88の幸田昌則さんをお招きして「最新の不動産市況と今後の地価動向」と題して講演を行っていただきました。
これによると超低金利政策の中で住宅は供給過多になり、住宅にしてもマンションにしても質の良いものは上がりそうでないものは下がる、あるいは利便性の高いものは価値があがる可能性があるがそうでないものは価値がなくなってしまう時代になってきている、とのことでした。要するに土地が上がる前の1970年以前の状態になりつつあるというのでしょうか。
これから、長期的にはマンションも住宅も価格も価値も下がる時代になるとの前提で土地の活用を進めて行くのが良いといわれました。そのためには毎年現在自分の持っている資産がどれくらいのものなのかを把握しておく必要があります。その方法として「二週間以内に換金するとすれば、いくらになるかと問い掛けてみなさい」という話は参考になりました。
最後に「信頼できるプロのパートナーを持ちなさい」と言われ、終了しました。土地の有効利用しか
我々には残されていないのかもしれません。重厚長大でリアルな商売は持続するのが難しくなっている気がします。


2006/07/14(金) 晴れ


[ テニススクール復活 ]
テニススクール復活



テニススクールに又通うことにしました。ここ一、二年テニスのスクールに通う時間もとれずにいましたが、又通うことにしました。早速水曜ナイターに参加してきました。小雨が時折ぱらつく中で二時間運動すると汗がたくさん出て気持ち良くなりました。これからの季節はナイターは最高です。膝痛、腰痛、五十肩と色々でてきますが、痛みを忘れるくらい集中することは楽しいものです。


2006/07/13(木) 晴れ


[ 寝室は8畳かな ]
寝室は8畳かな


住みごごちの一つに空気の入れ替えを如何に自然に行うかというのがあります。昔ながらの空気の通りやすい住まいに住んでいれば余り感じませんが、気密性の高い住まいに住んでいると風の流れをどうつくるかは一つのポイントです。以前なら窓を開ければそれですんだのでしょうが、「窓を開けると隣の家」という所もありますので、エアコンや機械換気に頼らざるをえなくなります。

我が家にも3畳の部屋がありますが、このくらいの大きさだと窓を閉め出入り口のドアを閉じてしまうと空気の流れがなくなり、よどんだ空気になります。そこで隣の部屋との境目の扉を少し開けたり、出入り口を開けたままにしています。空気の流れを作ってやると落ち着いて休む事が出来ます。

我が家ではベッドの生活になりましたので、ベッドを置いてタンスを置くとなると部屋の大きさは逆算して8畳くらい必要になります。またこのくらいあると空気も循環して、息苦しさは少ないでしょう。あまり寒くない季節ならば吸気口を少し開けておけばいいでしょう。

部屋の大きさはあなたの行おうとしている生活で決まってきます。



2006/07/11(火) 曇り


[ 十四日会納涼会 ]
十四日会納涼会


7月8日土曜日、中野十四日会の納涼会がありました。今年は屋形船です。都営地下鉄船の菊川駅から5分ほど下った所から出発して、お台場で停泊しての二時間半でした。会員だけでなく、家族の参加者もあり、合計18名でした。

お台場に着いてから屋上のデッキを開放してもらったので、昇ってみました。風が涼しくていい気持ちです。この日は雨が予想されていましたが、降らずにいました。左や右には屋形船が停泊していますが、南側にはお台場公園、フジテレビ、ホテル日航東京と広がり、北側にはレインボーブリッジがあります。その真ん中に船が止まるようにセットされているのでロケーションは最高です。7時を過ぎる頃から太陽も落ちネオンが輝き出します。フジテレビの球体にネオンが反射しています。その色も時と共に変わっていきます。「これに花火があがれば、最高だね」と誰かが言いました。隅田川の花火の頃に来て見たいと思いました。ともあれ、飲んで食べてカラオケを興じ二時間でした。八時を回る頃には舟はここを離れ、もと来た所へ戻りました。夏の夜のひとときでした。




2006/07/10(月) 曇り


[ 老人ホーム ]
老人ホーム


父親も今生きていたら、寝たきりに近い状態になっていたと思うし、あるいは老人ホームなどの施設に入っていたかもしれません。昨年秋頃から将来に備えて「施設」のパンフレットを取り寄せあるいは現場を見に行きました。入所金三千万円(十年で償却)毎月の費用20万円とか、一年契約で入所金三百万円、毎月25万円など様々でした。

「特別養護老人ホーム」になると毎月の費用だけですから20から30万円あれば入ることが出来ます。といってもこれだけ毎月負担できる人が限られています。さらに申し込んでから入所までの時間がわかりません。青梅の方では120人待ちでした。中野では千人以上待っていました。試しに年間何人くらい入れ替わりがありは入れますか」と尋ねたら「10人くらい」という返事でした。さらにひとり暮らしであるとか、身寄りがいないとかの方を優先するので「お子さんがいるところはすぐには入れないでしょう。が、待っていれば必ず入れます」とも言っていました。父の場合、入る前に寿命が尽きてしまいましたが、気の遠くなるような話です。

介護保険を使える方なら、まだデイサービスを受ける事も出来ます。父も介護1から、2、3と上がり最後は4でした。介護保険の範囲でしたら、月に2万円から3万円の範囲でサービスを受けられます。父の場合、デイサービスは週4回使っていました。今から7年程前にこの制度が出来た時には、父は厚生年金病院でリハビリをしていました。やっと一人出歩けるようにしていただき、自宅へ戻って来ました。この制度を使って昼間の時間に「ホーム」に行ってもらいたいと思っていましたが、一年間は自宅で一人で過ごしていました。それが中野新橋に「やよいほーむ」が出来るとそういうサービスを受けても良いと父の考えが変わり週に3回ほど通い始めました。介護していくれる人達は優しく接してくれますし、同世代の仲間も出来ます。行き始めるとここが気に入り、毎日の父の仕事が出来ました。これにより私達家族は昼間父の事を気にかけなくて過ごせる、昼食やおやつの心配をしなくて良い、入浴サービスもそちらで頼める、という風に楽になりました。介護度によって使える値段の範囲が違い、又それを超すと実費になりますから、金額は跳ね上がりますが、家族にとっては大変有り難い制度だと思います。

二年程前に心臓を悪くしてからは、入退院を繰り返していました。家にいるときでも私のほうが抜けられない用事があると「ショートスティー」も使いました。老人ホームの1泊2日体験入居もして見ました。1泊5千円から一万円強かかりました。入所や退所は則ちゃんに行ってもらいました。それでも介護保険がなかったときと比べるとかなり安いですが…

ともあれ、500万円くらいの貯金では、自分の命を一年延ばすとなくなってしまします。恐ろしい世の中になったものだと思います。

2006/07/08(土) 曇り


[ 2班の会合 ]
2班の会合


今月は新東京木材中野支部第2班の会合を持ちました。場所は「らんまん」。今回は鱧のしゃぶしゃぶをメインにした料理で蒸し暑さを撥ね退けました。

席上、最近の合板関係の値上がりに話が及び、我々のルートは良いものを扱っているけれど、値段の点ではホームセンターに及ばない、という結論に落ち着きました。ホームセンターの戦略が特定のベニヤ商品=コンパネやラーチ合板に関しては仕入れ価格を割っても目玉商品として販売していくようになりましたので、これに値段で対抗していくのは無理だと思います。強いてこちらの利点を挙げれば、利便性でしょうか。引き取りに行く手間や支払いサイドを考えれば、トータルでは余り差がないのではと思います。また、前もって注文をお受けしていれば、材料を切らすことなく、仕事に穴をあけることなく材料を確保していくので、その点でも責任感はあると思います。
又、材料の質に関してもF☆☆☆ないしF☆☆☆☆またはラーチ合板なら一類か、特類かなども細かく対応していますので、その点でも安心感はあると思います。

とは云うものの木材価格はプレカット工場が決め、合板価格はホームセンターが決める時代が近づいています。「木なら何でも良い、ベニヤであればJASマークなどいらない」そういう時代になるかもしれません。

近くの肉屋がよく言っています。「マンションに住んでいる人達は家賃が高いからスーパーの肉しか食べられない。本当の肉の味を知らずに肉でありさえすればよくなっている」と。

そこの肉は肉自体に味があります。どこが違うのかは私にはわかりませんが、スーパーの肉を食べようという気になりません。そういう本物は商店街に行かないと得られません。

ともあれ、合板関係は急速に値上がりしています。品不足も起こっています。仕事が始まる夏休み以降どんな展開になるのか不安です。


2006/07/07(金) 曇り


[ 変化 ]
変化


毎月理事会に出ていますが、そこで話し合われることは、「売上げが予算に届かない」という事ばかりです。理事長はじめ皆さん一生懸命に組合を運営されている事と思いますが、何かいつも淋しい気持ちになってしまいます。

そこで、今持っている私たちの力はどれくらいなのかを把握する事が大事だとおもいます。組合員数、売上げ、売上げの中味の変化などを掴んで現在にあわせた形作りを進める必要があると思います。

例えば、木材と建材の売上げ比率を我が社を例にとって見ると木材4に対して新建材が6という風に新建材の売上げが多くなっています。新東京木材の場合全体の売上のうち、新建材の売上げに占める割合が少ないように思えます。

もちろん我々は木材を主に扱っていますし、木材市場は都内では新東京木材だけになりました。大変貴重な存在です。ここを利用する人は増えていると思います。

ただ土地の利用の仕方としては、まだもう少し建材類に力を注ぐ必要があると思います。

現在新東京木材がとっている方法は、プレカットの仕事を取る。木材だけでなく、建材類の仕事もとる、という風に住宅へ接近しようとするものです。木材販売だけでは売上げが届かず、住宅まで視野に入れて事業を行っています。

10数年前に今は亡き山芳プライウッドの古敷谷社長がこれからの材木屋が売るものとして「プレカット、サイディング材工、ドア、水廻り、床暖房」と明確に打ち出していたのを改めて思い出しています。これにサッシを加えれば住まいつくりのコアな部分を握る事になります。これを行っているのが「トステム」であったり、「YKK」であったりするのでしょうか。あるいは松下電工、問屋では「ナイス」になるのだと思います。

「材木屋の造る家」、「大工の造る家」は規格化された住まいとは一味違うと思います。我が家を訪れた方がいつも口にするのは、「木の香りがする」「床ざわりがよい」「暖かい」などです。個別にはマイナス面もあるでしょうが、落ち着ける住まいにはなっていると思います。それは所々に本物の木を使っているからだと思います。その味わいはベニヤ板で作ったフロアーや耐火ボードの上に張られたクロスでは味わえないものです。そういう部分を持っているのが大工の作る家でなければならないのです。そういう部分が少しあるだけで住んだ時の価値は高くなるのだと思います。住まいを作る時には本物をどこかに使っていただきたいと思います。

木材を売らなければいけないし、木材を売るだけでは市場を維持できそうに無い。変化を恐れないことが求められていると思う。



2006/07/06(木) 曇り


[ 木材在庫の減少 ]
木材在庫の減少


木材と建材の売上げ比率は3対7か、4対6くらいで新建材の方が多いと思います。住まいを新しく建てる時は、まずはプレカット工場から直接現場へ運ぶので我が社へ一旦降ろすという事はありません。又それに付随する下地材も市場から直接現場へ運ぶ事が多くなりました。従ってまとまって木材を使う仕事であればあるほど前もって仕入はしておきますが、我が社に引き取らずに現場へ持っていくことになりました。そうなると木材で普段から在庫しておくものは限られたものになりました。

又、ここ10年15年で住まいの作り方が変わり、柱を見せる真壁つくりから柱を隠してしまう大壁つくりへの変更は、同時に窓枠材や出入り口材である「造作材」の使用を極端に減らす事になりました。杉の鴨居や廻縁、ヒノキの敷居や寄せ材などあるいは長押や床の間材、天井材など用いる事が余りありません。従ってそういうものを「在庫品」として持っていてもそれは「お宝」や「貴重品」にならずにいつ出るかわからないものになってしまいました。下手をするとそのまま曲がって「ゴミ」扱いになってしまいます。まして今年の一月に加工屋さんが止めてしまったので、加工しなおそうとしても思うように行かなくなりました。杉やヒノキの厚い板や栂の盤などは、その使い道に困っています。

その結果、木材は下地材(羽柄材)を中心としたものになり、又量的にも数多く在庫しておく必要がなくなりました。木造用には屋根タルキ、筋違、根太、間柱(27x105、207x120)、インニッサン、厚胴縁と云うものがあればよく、鉄骨用にはそれ向きの間柱(30x60,33x72,30x90)が加わります。構造材である、土台や柱、梁といったものは最低限持っていれば良く、前もってわかる仕事であれば、仕事が決まってから仕入れをすればよい事になりました。

このところ、米栂材の角類の不足で、一時混乱しましたが、木材に関しては代替品もありますので、何とかなりそうです。

これに代わって新建材類は、多種多様化していてある程度対応しています。一番出る耐火ボードは9.5ミリと12.5ミリがメインですが、9.5ミリの防水ボードや12.5ミリのそれ。又15ミリのボードも置いています。ホムルアルデヒドを吸収分解するという「さわやかクリーンボード」も少しあります。

12ミリのベニヤもコンパネ(F☆☆☆)、12ミリロング(F☆☆☆☆)、12ミリラーチと種類が増えています。12.5ミリの下地合板も少しあります。9ミリのベニヤも同じように持っていますが、ラーチ合板の「特類」は欠品したまま、入荷がありません。今仕事を抱えている人は品物を確保するのが大変だと思います。

今は少なくなったものだけを確保してその他は仕事が決まってから仕入れをしても間に合うし、その方がロスが少なくなるように思います。「材木屋」も昔は在庫を沢山置いてその量を競っていましたが、今は売れるものが変化し、売れなくなったものは置いておいても使えなくなるだけです。下手をするとゴミになります。仕事の量が減り、木材の使用量が減り、使う木材も特定のものになってしまいました。木材で溢れていた下小屋は建材置き場に変化しそうです。人で溢れていた下小屋は閑散としています。大工さんの数が減った事を今実感しています。



2006/07/05(水) 雨


[ 住まいを作ってやり直したい所 ]
住まいを作ってやり直したい所


住まいを作るのは一生に一度ですから力が入ります。十分準備をしてから行ってください、とは思いますが、同時に勢いがなければ出来ない事業です。ですから「ちょっと失敗したかな」というところが出てきます。

私のところも作ってから二年半ほど経過しましたが、手直ししたのは一箇所だけです。洗面所の電気のスイッチを中からも廊下側からも点けたり消したりできるようにしました。

その他の場所は手をつけていませんが、「ここは直すのかな」と思うところがあります。3畳の部屋の入口を引き戸にしましたが、「ピタットドア」というのが松下電工にありまして、それを使って見ました。現在では廃番の商品です。開け閉めに力の入れ方が他の引き戸と異なっているので、使い勝手が良くありません。もっと単純なものにして置けばよかったと思っています。住まいを直す時にはここは変えたいです。

その他のところでは、トイレのスイッチです。換気扇と連動のスイッチにしましたが、夜中に電気を点けておいたりすると換気扇も回ってしまい、その音が気になります。浴室換気扇をつけられた方が「音がうるさいので換気扇を回さない」と言っていたのが良くわかります。トイレは窓が無いマンションなどでは換気扇と連動したものが良いと思いますが、そうでなければ、別々にスイッチをつけたほうが良いと思います。

その他のところは気に入っています。本棚や吊戸棚などをもっと多くつける予定でしたが、それもしなくて正解だったと思います。後からつけられるものは後からでも良いし、段々年をとると手を伸ばした範囲しか、物を動かしたり、置いたりしません。奥にしまったものは先ず使う事は無いのです。私が後二十年生きるとしてもご飯茶碗や箸はあと2セットあれば十分でしょう。そうやって考えていくと人間が一生の内に使うものは限られています。洋服類もかなり処分しました。そういう年になりました。



2006/07/03(月) 曇り


[ 不用品交換 ]
不用品交換


廃番になったフロアーやバラで残ったフロアーなど「もう処分しても良い」と思うものを処分する事にしました。おいて置けば「いつかは売れるもの」とお呑気に構えていましたが、そんな時代も過ぎた気がします。大工さんに力があった頃は大工さんが勧めるものでお客さんも納得して使っていただけましたが、施主の意向を尊重するようになってからというか、コーディネーターや設計士の方が力をつけてから無駄も増えました。

一つの工事が終ると、ゴミが出ます。この業界では産業廃棄物になってしまいました。木材なら燃料として再利用する事も出来ますが、建材類は捨てるのが一番いい方法になりました。以前「不用品情報を交換して仲間同士だけでも再活用する事」を考えた時もありましたが、手間ひまの割には実利が薄いように思えます。

そうこうしているうちに建材メーカーは色や仕様を変えてきますし、残ったものは「お宝」にならずに、やはり処分品になってしまいます。場所の有効活用をはかる為にもこれが一番良い方法だと考えるようになりました。

2006/07/01(土) 曇り


( 2006/08 ← 2006/07 → 2006/06 )


[ 管理者:大野満生 ]


- CGI-Island -

Thanks to CGI-StaTion & 手作りCandy