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防犯意識
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防犯意識
犬を連れて散歩している人を見かけることは多い。早朝や夕方などは顕著である。昼間に犬を連れて散歩している老人がいる。年のころなら70代か、脚が少し悪いのか少しビッコに見える。歯は無く、よたよた歩いている。髪の毛もぼさぼさの時とさっぱりしている時とある。二ヶ月に一度くらいの割合で散髪しているようだ。よく見かけるがどこの人かは知らない。頼りなく歩いているのも見ていて「大変だなー」を何となく感じていた。 所がこの評価は一変する。あるとき大通りの反対車線の歩道を歩いていたそのおじいさんは、止まっている車の助手席側の扉を開けて中をあさっていた。すぐに人が目に入ったらしく扉を閉めた。そんなことが有ってから、そのおじいさんを見かけるたびに気にかけていた。目の前を通り過ぎてしばらくしてから振り返ってみるとやはり助手席側のドアに手をかけていた。二度三度と目撃した。こうなるとほとんど「癖」である。ほとんどの車の助手席はしまっていたが、もしドアが開いていて、人が見ていなかったら、このおじいさんは物を盗むのだろうか。 車に限らず、住まいのドアの鍵や窓の戸締りも忘れないようにしたいと思う。人に付け入る隙を与えてはいけない時代になったのだろうか。この4月からは住宅性能表示制度に「防犯に関して」の項目が追加されます。そういう時代が良いか嫌かは別にして防犯に対する意識は持っていたいと思う。
2006/03/30(木)
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