[ホームへ] [他の月を見る]


時々更新mn日記

( 2006/02 ← 2006/01 → 2005/12 )


[ 雪でした。 ]
雪でした


雪でした。
1月20日の夜半から降り始めた雪は21日中降り続いて、中野でも約8センチの積雪になりました。これだけの雪が積もるのは久しぶりになります。子供たちは車の来ない道路で雪合戦をしています。今年は寒いのです。
でも自分の子供の頃を振り返ってみると、もっと大雪に見舞われたことは何遍もありました。住まいの横に背の丈ほどある雪だるまを作ったり、滑り台を作って遊んだ記憶があります。もちろん雪合戦も。

そう考えてくると今年の寒さはここしばらく経験していないだけで、昔はもっと寒かったのだと思います。


(店の裏にあたる隣家の駐車場には一面の雪。)

さて、我々の業界も厳しさを増しています。
ホームセンターの台頭によって、金物や接着剤、電気や水道用品などは大工さん自身がそちらに出向いて買ってくるようになりました。品揃えや1ヶ所で間に合うなど利便性が高いからです。また休業日がない事なども加わります。木材に関してもツーバーフォー材や集成材は売れ筋をおいているので使いやすいと思います。コンパネやボード類なども比較的安価で売られています。千葉や茨城の地方の仕事はほとんどホームセンターで買ってすませるようになりました。

また、我が社でも扱っていたもので波板材や養生材は売れなくなってきました。あるいは単価を下げざるを得なくなってきました。ホームセンターの戦略が売れ筋のものは利巾を取らず、そうでないもので調整して全体として22%から25%くらいあればよい、と思っているからです。材木屋の商売もその方向になっていくのでしょうか。

ホームセンターが一般の消費者に利便性が高いものとして受け入れられていくとすると。我々の行く先はもっとターゲットを絞ったものになるのだと思います。

今プレカット工場が関東圏でも供給過多になり始めてプレカットの加工賃を下げたり、ルート販売を止めてプレカット工場と工務店の直取引が当り前になりました。工場は機械を遊ばせておくことが出来ないので、稼動させるとなると、当然単価は下がります。この結果例えば25坪の住まいの構造材は加工賃や配達料を入れても100万円に達するものが少なくなりました。構造材にお金をかけなくなりました。

無垢の木材には上と下があります。柱なら木は育っていた状態で使います。そのようにするためには人間の手で材料を機械に投入する必要があります。集成材ならその必要はなくなるので、機械の加工能力を最大限生かせます。機械化の進展は集成材を要求しています。過当競争がそれに拍車をかけています。何十年間その住まいを支える構造用の木材にあたるところが、ユニットバスやシステムキッチン一台分より安いとしたら、違和感を憶えませんか。お風呂やキッチンは10年くらい経てば、直したり入れ替えたりするものです。構造材は最低でも二十年はもつ必要があります。住まいを作る場合は良いですが、建売りを買われる場合には、どのような木材で構造材に使われているのかを是非ご覧下さい。

それにしても、このようにプレカットが主流になって材木屋がプレカット工場を使ってもメリットが少なくなってしまいました。残るはやはり、請負しか、残されていないように感じるこの頃です。

2006/01/23(月) 晴れ


[ 今年は寒い ]
今年は寒い


昨年の1月の電気料金が1万円くらいだったのに対して、今年のそれは1万6千円を超えました。朝晩の冷え込みは厳しいものがあります。朝晩エアコンをつけることが増えています。
昨日は風も強く、大変寒く感じました。

さて寒いのは気温だけではありません。仕事もまばらでまとまりがありません。それに加えて欠品しているものが増えてきました。建材のメーカー品だけでなく、一般の素材もなくなりつつあります。「値上げ」も絡んでいますが、品薄の状態が進んでいます。針葉樹合板の特類が少ないようです。コンパネ類も値上がりしました。その割には、材料が動いていきません。先日もお客さんと話をしていて「後10年したら、どうなっているのだろうか。職人さんはいなくなるし、仕事を続けられないだろうね」、ということになりました。

実際に今来ている見積の例で云うと桧材を使って掲示板を作ったり、塀を作ったりというのがありますが、どちらも単純に木材を四方加工するだけのものではないのです。少し手の込んだ加工が必要なのです。一昔前なら、材料だけを東京中の市場を探してでも集めればよかったのですが、今は取り付けが出来るまでの状態でお客さんに届けなければなりません。それというのも請負っている方が大工さんではなく、請負専門の方だからです。それも専属の大工さんがいないのです。ですから材料を手配するだけでなく、加工までして取り付けられるようにして届けるか、うちの方で大工さんを雇って完成させるか、です。そこで加工までをしてくれる所に見積を出すのですが、やはり思っていたよりも高いものについてしまいます。

改めて技術者が沢山いた時代は、材料を手配するだけで簡単だったなあと感じています。

2006/01/20(金) 晴れ


[ 無尽の新年会 ]
無尽の新年会



1月17日は弥生経営研究会の新年会が行われました。中野新橋にある「寿司元」でした。ここで食べるのは二年ぶりになるかと思います。このお寿司屋さんは鮪がおいしいお店です。1階がカウンターに、テーブル席。2階に宴会場があります。今回は2階です。この新年会の参加者は24人を超えますので、なかなかこの人数をまかなえる所は中野新橋界隈にはなくなりました。ここ数年でも新年会等で使った場所は「光来軒」「大黒屋」「第2力」「センチュリーファーアット」「花たろう」などです。「光来軒」はなくなってしまいましたし、「大黒屋」はあまり美味しくないので、私の会社の近くには宴会のできる所がかなり減っています。今年は「白栄会」の新年会は初台にあるオペラシティーの54階、「東天紅」でした。町会や商店街でも今年は一斉にここを使う予定です。何でも「営業」に来たからだ、ということです。

さて、今度の新年会は24名ともなるとにぎやかで、話し声が絶えません。一級建築士の根岸さんが、姉歯の構造計算偽造疑惑に対して、自分の首を締めることだから、ありえないと話していたのが頭に残っています。この問題での参考人招致や「ライブドアショック」なども重なり、この一月はまだまだいろいろなことがありそうです。

セシールのK君、大丈夫かな。


2006/01/19(木) 曇り


[ 吉祥寺に行く ]
吉祥寺に行く


1月15日は昔風に云えば小正月、少し前なら成人の日でした。今年は3月下旬並みの暖かな陽気になりました。それに誘われて吉祥寺まで出かけることにしました。久しぶりの休日を散歩と食事で楽しもうということになりました。

吉祥寺は彼女も勤めていた所だし、私も20代の頃には喫茶店に通いました。ちょっとお洒落なお店が多くあったのを憶えています。

さてこの日の目的の一つに肉の「サトウ」で食事をしたいと思っていました。一年程前に私が松阪ですき焼を食べる事になった時から、彼女に「松阪牛」を食べさせると言っていたのですが、そのつもりで食べに行った湯島の江知勝は生憎その日は岩手産牛。それ以来心にひっかかるものがあったのですが、やっと果たせる日がきました。

「サトウ」は松阪牛の販売店です。店の2階にレストランがあります。以前下見に来た時は入口の急な階段を見て、辞めて帰りました。今回は食べるつもりで来ています。午後一時を過ぎているというのに外まで行列。二回へ上がる階段にも人がいましたが、しばし待つことに。日曜日でしかも暖かいので人出も多かったかもしれません。1時間近く待ってようやく順番が来ました。

ランチメニューに松竹梅の定食。それにシェフのおまかせ定食があり、それにしてみました。お店の方の説明によると肉の量は変わらなく、値段の差は肉の部位の差だと言っていました。店内は18席しかなく、しかも狭い所でしたが、ステーキは流石に美味しくて、一年前に食べた松阪を思い出させるものでした。松坂牛は少し脂っこさがありますが、舌の中で甘くとろける感じがたまらなく美味しいものでした。

「サトウ」を後にして井の頭公園を一時間ほど散歩して帰路につきました。腹持ちもよく家に帰ってからもお腹がすかなかったので、夜はお粥。昨年は飛騨牛に始まって松阪牛、帝国ホテルのステーキと美味しいものを食しました。今年もこれで精をつけてこの一年頑張ることにしましょう。


2006/01/16(月) 晴れ


[ 久しぶりの雨 ]
久しぶりの雨


1月14日、久しぶりの雨になりました。かなりの雨の量です。これだけ降るのは何時以来でしょうか。乾燥した日が続いているので雨はありがたい。でもかなり冷たい雨になっています。

さて、11日には組合の賀詞交換会に出て、13日には「白栄会」の新年会に出てきました。挨拶に立った方はいずれもまだ今年も厳しそうだといい、それでも株価の上昇などにより景気が上向いているので建設業界にもその流れがくることを願っているようです。

今年から始まった仕事らしきものはまだないのですが、「耐震工事」に絡んだ仕事が決まり始めています。細かい仕事ですが、設計士の方からの仕事です。建物の構造の安全性に対する関心が高まっていますので、こういう仕事は増えそうです。白川建設さまも設計士の先生と協力しながら仕事を取って行くことを目指していますので、これからはいく時代になったのだと思います。

新築住宅の場合、木造住宅でも構造計算書が要求されるようになるかと思います。梁や柱の大きさなどは太くしたり大きくすれば良いですが、耐力壁の量や配置といった問題になると、一番初めのプランニングにまで戻って間取りを変える必要も出てきそうです。バランスの良い耐力壁量は戸建ての住宅の場合、住まいが大きくなればなるほど難しくなります。そうなると木造離れが進むような気がして心配です。

ところで仕事が始まってから約一週間。まだ一度も市場に行っていません。雨あがりの来週から仕事も本格化しますし、市場に行って木材を仕入れてこようと思います。



2006/01/14(土) 雨


[ あけましておめでとうございます ]
新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

今年はカレンダーの関係から、1月6日に店を開けましたが、7、8、9日とお休みして、今日10日から本格的な仕事始めとなりました。土曜日休みや成人の日の移動によりまして、正月の初めは休みが多くなりました。一日一日が勝負の商売では厳しいものがあります。成人の日は第三日曜日に移動したほうが日本経済にとりまして有益のような気がします。

さて、今年の冬は暖冬だという話がございましたが、予測が外れて寒さの厳しい冬になりました。我々の木材業界も片やハウスメーカーの進出、またホームセンター等の台頭により、厳しい立場に置かれています。景気が上向いている一方で、耐震強度偽装問題、悪質なリフォーム詐欺問題などもありまして、これらが我々の業界にどのように跳ね返ってくるのか、心配される所です。

その一方で、一般のユーザーの方に木の良さを伝えるという材木屋としての使命があります。テレビ番組などでも木の良さ、特に国産材の良さを伝えるものが数多く出ています。これらの流れを掴みながら本業に精を出していきたいと思います。

1月8日、9日には新東京木材中野支部の新年会を箱根吉池にて開催しました。今年は13名が参加してくれました。全体で27店舗ですから半分に至りませんが、まずまずの参加人数でした。比較的若い人が数多く参加してくれたのが嬉しかったです。その分二次会が盛り上がりました。





2006/01/10(火) 晴れ


( 2006/02 ← 2006/01 → 2005/12 )


[ 管理者:大野満生 ]


- CGI-Island -

Thanks to CGI-StaTion & 手作りCandy