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時々更新mn日記

( 2005/03 ← 2005/02 → 2005/01 )


[ 本山三知夫氏逝く ]
本山三知夫氏逝く



則子のスキー仲間であり、則子が高校生の時からお世話になっていた本山自動車の本山三知夫氏がお亡くなりになりました。70歳でした。
26日通夜、27日が告別式でした。両日とも町会をはじめとして遊び仲間が数多く集りました。中でもスキーは本山さんが指導員ということもあり、仲間や弟子がお別れにやってきました。

私は2001年と2003年の正月に共に志賀高原でお世話になりました。なかでも奥志賀のてっぺんまで連れて行かれて
「お先に」と行かれたことが云い思い出となって残っています。
足の長い、身体の大きな方で豪快なスキーでした。


奥志賀にて。左が本山さん。



2005/02/28(月) 晴れ


[ 日刊木材新聞2月25日 ]
「日刊木材新聞」2月25日



サイトでは日刊木材新聞を見ていますが、ペーパーをとるのは久しぶりです。この新聞では郵政民営化やライブドアの話は出てきませんが、業界の話は盛りだくさんです。ちなみに本日2月25日の第一面は「平成16年度北洋材輸入カラ松丸太が突出」とか、「岡本木材、米松製材撤退し自主廃業へ」などです。中を見ても「国産合板市況、全般的に低迷」などという記事が目立ちます。「東京・木場の木盛会の2月相場」をみても「2月の商いは加工部門を持つ会員を除いては総体的に仕事は少ない。販売は相変わらず小口、即納で、身体ばかりが忙しくて売上げにつながらないという状況」と書かれています。現状を良く表しています。

さて、そんな中でも明るい話題が載っていました。
「新木場発、木のことをもっと知ってもらおう、もっと使ってもらおう」と新木場の材木店が中心になって3月12日、新木場でセミナーとサイトツアーを組み合わせたシンポジウムを開催する。長年木材軸組み住宅用木材供給の要としての役割を果たしてきた新木場が自ら情報を発信し、嘗ての活気を取り戻すことが狙い」としています。

細田木材工業、鴨川商店、榎戸材木店なども参加していますので時間のある方は参加してみてください。
よろしくお願い致します。

2005/02/25(金) 曇り時々雨


[ 拳銃無頼帖 抜き打ちの竜 ]
拳銃無頼帖 抜き打ちの竜



「ラピュタ阿佐ヶ谷」は小さいな映画館です。全部で48席しかありません。各回定員入れ替え制で、定員になり次第締め切りです。ここでこの2月から3月にかけて「日活アクションの華麗な世界」と題して31の作品が上映されています。裕次郎、旭、錠、赤木、渡哲也など1956年から1971年にかけてのスター達の映画ばかりです。

この日、2月19日は、「拳銃無頼帖 抜き打ちの竜」の上映がありました。主演は赤木圭一郎、助演は浅丘ルリ子、宍戸錠、西村晃、藤村有弘です。赤木圭一郎20才。初主演作です。赤木の役は拳銃使い、「抜き打ちの竜」こと剣崎竜二。誰よりも早く相手の右肩を打ち抜いて拳銃を使えないようにしてしまうという役。人殺しはしない拳銃使いです。これに対して敵役の宍戸錠は相手の心臓を打ち抜くという殺し屋です。この二人の絡みが大変面白く出来ています。この二人に可憐な浅丘ルリ子や、さらに西村晃や藤村有弘の日本語を使う中国人役が娯楽性を高めます。

こんなシーンがありました。
やくざの組長を殺しに行った竜の窮地を銀が救い、銀が組長を殺す。竜はそばにいた情婦のスリップの紐を打ち抜き、
「次からはもっとましな男に抱かれな」といって逃がしてやろうとします。しかし、竜が立ち去ったあと、宍戸の銀はその情婦を殺します。
「何をしやがる、バカヤロー」
竜は憤り、銀の顔を殴りますが、銀は言います。
「馬鹿はそっちだぜ。目撃者を生かしておくとはな(といって、ハンカチで唇の赤い血を拭う)。チッ、チッ、チッ。俺の面に色をつけたのは、お前で3人目だぜ。前の二人は墓の下でおねんねしてら」

記憶に残るシーンです。

錠のオーバーな演技に対して赤木は自然な演技ですね。それでも孤独感や哀愁、やるせなさをにじませています。派手でないけどカッコいいですね。

この時代の映画を見ていると私が生まれ育った時代が映画の中に映し出されていて懐かしくなります。昭和30年代の日本は貧しくもありますが、その風景は綺麗です。懐かしさとともにいい時代を生きてきたなと、映画を見ながら感じてきました。

「抜き打ちの竜」はテレビやビデオで数回見ただけでしたので、初めて大画面で見て感激して帰ってきました。スクリーンはいいですよね。毎日見に来たくなりました。今週の末には「紅の拳銃」も上映されます。





2005/02/21(月) 晴れ


[ 2月16日 ]
2月16日


昨日は朝から忙しい一日でした。6時半から仕事を開始して終わったのが午後6時。身体の忙しさの割には売り上げはありませんが、一日忙しく過ごさせてもらいました。早く寝たのですが、今朝早くの地震で目を覚ましました。半端な時間に起きてしまったので半分眠たい一日です。まして今朝は冷たい雨の一日です。外の仕事の人はお休みでしょうか。

さて、日本木材総合情報センターから毎月、「ニュースレター」が届きます。木材製品の荷動き、価格先行き動向調査の結果を報告してくれます。この価格調査には私も参加しています。今月は回答企業が29社と少ないです。価格調査はおおむね「価格変動無し」ですが、春以降輸入の型枠合板の値上がりを指摘する声が出ています。

この調査にはモニターからの「一言コメント」が載せられているのですが、今月は「例年よりも材の動きが悪い」「杉、桧が売りづらい」などの声が多く寄せられています。町場といわれるところの仕事がかなり落ち込んでいるのがわかります。近所の大工を見ても仕事を待っているだけで自分から取りに行くこともせず、かといって自分の仕事を研究しているかと言えば、それもせずといった状況です。細かな仕事はまだありますが、すこしまとまった仕事が取れない、ないのが現状です。

それに引き換え、新築マンションは好調で大量の資材が11トン車で運ばれていきます。私の会社の周りを見渡しただけでも6箇所くらいあります。古い住まいが壊され、駐車場になったかと思えば、いつの間にかビル建設になっています。ビルの中の仕様は置き床にフロアーを張り、壁や天井は耐火ボードにクロス張りばかりです。設備の仕様はかなり高いですが、それ以外のところはお金をかけないように出来ています。室内環境のレベルは満たしているのでしょうが、京都議定書のCO2削減には程遠い感じがしています。



2005/02/16(水) 雨


[ 2班の会合 ]
2班の会合


昨日はテレビに釘付けでした。
サッカーの日本対北朝鮮の試合は見ごたえがありました。試合開始直後の小笠原のフリーキックがいい所に決まって先制点は取りましたが、北朝鮮選手の足の速さに日本側は終始押され気味でしたね。引き分けかと思われた瞬間、大黒の左キックが決まって劇的な勝ち方でした。久々に緊張しながらテレビを見ました。

さて、その前日には2班の会合がありました。2班の班長になってもうじき2年になり、交代の時期が迫ってきました。この班にいる人達で日本や世界が成り立っていたら平和だろうなと思われるほど、いい人の集まりです。未熟な班長でしたが、皆さんに助けられてなんとかやってこられました。
今回利用した会合場所は「第二力酒蔵」といって中野駅の北口にあります。(午後二時から営業しています)1月の17日に近所の寄り合いで使いました。その関係で今回この会合で使ってみました。皆さん来たことがある方ばかりでしたが、幸い掘りごたつの部屋で集りをもてましたので話が弾みました。
その中でも1月の18日に開かれる予定の「中野支部臨時総会」に話がおよびました。今年は役員改選の年にあたり、人事の改選が主な議題になりそうです。「飲み会の中で話しても何も決まらないのではないか」「支部行事に参加者が少なくなったので執行部も嫌になったのではないか」などなど。材木屋に人が少なくなって身体の余裕のある方が少なくなってきたので役員の方の負担を減らすことをしないと就任する人もいなくなるでしょう。時代は変わってきています。

さらにその前日は、十四日会の会合でした。旅行幹事の一人として、3月に行く予定の研修旅行についての話をしてきました。今回は三重県松阪市にある「ウッドピア松阪」を見せていただく予定です。新幹線で名古屋に行き、そこからバスを予定しています。昼飯を「ウッドピア」の中で食べる手配をしていただきました。が、昨日になってもう一人の幹事から電話がかかってきて昼食のお弁当の数を聞かれ、バスの運転手さんの分を頼むのを忘れていました。私らしい「うっかり」でした。事前にわかってよかったです。

今週も時間は過ぎるのが速いみたいです。明日も午前中は仕事になります。




2005/02/10(木) 晴れ


[ ここのところの仕事 ]
ここのところの仕事


最近の仕事は改造の仕事ばかりです。しかも場所が遠くなりました。相模原まで行く大工さんは朝7時過ぎに材料を取りに来ます。八王子の現場も佳境に入りました。この現場は木材とボードだけですから、もうあまり金額的に期待できません。それでもスリット入りのボードや鉛ボードなど普段使わないものを扱ったので、勉強になりました。

昨日から始まった横浜市磯子区の仕事ではチヨダウーテ「さわやか石膏ボード」を久しぶりに売りました。健康住宅が盛んに云われた頃にはかなり扱ったのですが、ここの所そういう指定はありませんでした。

双子玉川のマンションリフォームは予算がないので「最低線で行きます」とお客さんから言われています。
比較的若い大工さんが一人いなくなって、大工さんの平均年齢がぐっと高くなっています。


2005/02/07(月) 曇り


[ 2月になりました ]
2月になりました



早いもので2月になりました。今日は風が冷たくて下着を1枚増やして過ごしています。昨年暮にいただいた富山和子さんが作られた「日本の米カレンダー」は「杉玉・酒林」から雪をかぶった「棚田」の景色になりました。

最近、富山和子さんの「環境問題とは何か」を読み返しています。その42ページにこんなことが書かれています。

「私は渇水騒ぎになるとよくテレビなどに呼び出される。その都度、主婦の皆さんにこうお話する。そんなに水が欲しいなら木(国産材)を使おう。木の文化の復活を、と。
木材は唯一の再生産可能な資源。木を使った家に住み、木材の家具を使い、木の文化を復活させることは、すなわち森林を身のまわりに移動させること。それだけ地球温暖化を防ぐのに役立つではないか。
『そればかりか、木材こそ、クリーンなエネルギー源でもあるのです。』と。
『その木材が使われず、山に放置され、そのことが有史以来の日本の森林の危機になっている。木を使おうではありませんか。』と。
すでにスウェーデンなどでは国の全エネルギー消費量の約二割を木材でまかなっている、脱原発の国である。勿論、木を燃やすといっても、昔ながらの木炭や薪のように効率の悪い使い方ではなくはるかに高度な活用技術が開発されている。
『バイオマス』と呼ばれるその木質エネルギーについては後述するが、ともかくも、水が欲しいなら木を使おう。木の文化を守り立てよう。割り箸も使おう。そしてお米を食べ、農業を支援しましょう、と私は呼びかけてきた。」

目次を見ても

山は昔にぎやかであった
木ばかり見ないで土を見よ
自然を守るとは自然を利用すること
縄文人は下草刈りまで行なっていた
山の木はなぜなくならない

など
興味を引く内容になっている。どこから読んでもどこを読んでもなるほどと思う。
著者は言う。現在の日本は山村の過疎、水問題、放置された森林・・・山紫水明の地は「手抜き列島」と化している。山、川、海、米があるのもそれを守る人がいたから。その守り手の歴史と知恵を人類の生きる術として、世界に伝えていく。それなくして環境は語れないと。「自然を守るとは農林漁業を守ること」だと。

最近、比較的小規模ながら良心的な商品を作っていた製材所がバタバタとやめていっています。山が潤わない「ツケ」は必ず来ます。十年、三十年経って美味しい水を飲むために国産材を使いましょう。



2005/02/01(火) 晴れ


( 2005/03 ← 2005/02 → 2005/01 )


[ 管理者:大野満生 ]


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