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改造も細かく一部に
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改造も細かく一部に
2月も終わりが近づいている。時節柄アパートの人の入れ替えが多い。そのせいか、このところアパート改造の仕事ばかり。それもほんとに細かくなっている。アパートの直しでも見積の段階では床・壁・天井にお風呂にトイレと部屋全体を見積るけれど、いざ改装する段になるとその一部で済ませることが多くなった。出来るだけお金を掛けないで賃貸に持っていくようだ。 例えば、天井の水漏れの所だけテックスやボードを張り替えたりする。穴をあけた所に天井点検口をつけ、9.5ミリのボードを張り、その周りと少し違うクロスを張って仕上げとした。一昨日は和室の6帖を1部屋だけ洋間に変更した。当初他の2部屋も見積ったが、そちらは後回しになった。 台所の床をめくったら、クッションフロアーが4層に張り足してあった現場もあった。壊せばゴミになり、捨てると5万円とか、2万円とかがかかる。壊す手間を省き、捨て代をカットするには「上から張る」のが手っ取り早い。 最近のリフォーム工事や新築物件でも下張り用のベニヤを先に張っておき、仕上げ材を上張りするのが多くなった。12ミリ厚の床板でも良いし、6ミリか7ミリくらいのリフォーム用のフロアー材も仕上げ材として用いられるようになった。 ただ、こんなことばかりしていて良いのだろうかという気にはなる。仕事は素人仕事。材料もお金も掛けない。これでは住環境は良くならない。でもそれに流されている。
2004/02/28(土)
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