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今年一年はどんな年でしたか
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今年一年はどんな年でしたか。
今年も終了間近です。皆さんは今年一年どんな年でしたか。
ノーベル賞受賞者が二人も出たり、ワールドカップが日韓共催で行われるなど、明るい話題もありましたが、今年を印象付けた事件は私には「拉致」の話だと思います。 拉致事件を金正日が認めたことをきっかけにして、北朝鮮がどんな国になっているのか、その実態が明らかになってしまいました。地上の楽園、税金のない国などと学生のときに習った記憶があるのですが、実際には大きく違うものでした。
さて話は少し変わるのですが、ここ一ヶ月ほど、毎週整体に通っていました。夜の8時を回る頃に新宿駅の地下道を歩いたのですが、浮浪者の群れがあちこちにいます。あるものはうずくまり、あるものは横になり、あるものは仲間と話をしています。本を読んでいる者もいます。明らかにそれとわかる人だけでなく、身なりも顔つきもしっかりした人もいます。 彼らと私との距離はどれくらいあるのでしょうか。立場が入れ替わっても不思議ではありません。それと同様に北朝鮮の政権と日本の政権にどれほどの距離があるのでしょうか。北朝鮮ばかりを笑っていられません。日本の中でも富める者と貧しいものの差が開いて広がりつつあります。数の上でも金のない、仕事のないものが増えています。
ところで、この一年間を商売上で振り返ると木材の売上が減った年になってしまいました。売上を追求すれば、木材よりも建材類に。今一歩進めば工事物件に重点を置かざるをえません。その一方で今年は杉の羽目板を使っていただいた所がかなり出てきました。改造や増築した部屋の壁や天井に使っていただき、お客さんにも好評でした。量はまだ少ないですがうれしいものです。前者が食べるためであるとすると後者は喜ばれるためであると思います。来年はもっと喜ばれるものを売るように「面白い商品」を見つけたいと思っています。木材は人の手を借りた大地の恵みなのだから木材そのものの存在感を活かしてみたいです。
最後になりましたが、来年もこのmn日記をご覧下さい。 それでは、皆さん良いお年をお迎えください。大野
2002/12/31(火)
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