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「ナイス」は
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ナイスは
「ナイス」のわくわくフェアが東京ビッグサイトで去る7月26、27、28日に開かれた。私は28日に行ってみた。 「ナイス」は有名な木材・建材問屋です。そして一番先進的な所です。今回も「第2弾住まいの構造改革」と銘打って業者から一般の方まで招いています。三日間でその数2万9千403人、売上も297億円に達したと報じています。凄いですね。
さて今回の企画は、「あなたのマイホームは昭和55年以前ですか」という問いかけから始まっています。これは昭和55年を境に建物の耐震基準が変更されていることに端を発しています。イエスであれば建替えを、ノーであればリフォームをお考えくださいということでしょうか。
会場の中央部には、地震体験車が置かれ、ゆれ具合を体験出来るようにしてありました。私は乗れませんでしたが、列がかなり出来ていましたので好評であったと思います。また、実物大の躯体が5つほど工法別に展示され、建物の構造部分をわかりやすく解説しています。実物大の躯体は「パワービルド」や「キール工法」など集成材やLVLを基本とした最近流行のものばかりですが、その横には、木材のコーナーが広く取ってあって、土台、柱などの構造材から、内装材に使う木材や銘木なども展示されていて、「家つくりを木材選びからも考えることが出来る」ようになっています。「木の種類」に始まり、本物の木の暖かさや強さを体験できるコーナーなど盛りだくさんでした。私が名前を知っている浜松の「マルホン」さんなども出展されていて木材の持つ魅力を良く取り入れている展示会だと感じてきました。
それ以外で目立ったのは、建材のメーカーは主力の商品を「リフォーム」に合わせており、施工が簡単で見栄えのよいものを実演を交えながら紹介しているところでした。こちらの方は施工があまりに簡単になりすぎて、建材メーカーの行く末としては、消費者の直施工というところまで進まざるを得ない感じでした。 全体として、「原理を見せて売る」というところが面白かったです。
地震体験車

LVLの集成の土台(ヒノキの土台や杉の角もありましたが、ちょっと珍しかったので、写真はLVLにしました。定価が書いてありました。)

吉本興業のタレントによるリフォーム実演コーナー(松下電工ブース)


2002/07/29(月)
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