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19日の月報委員会
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11月19日には、新東京木材の月報委員会へ行き、窪寺さんの顔も久しぶりに見てきました。 さて、今月も市況に大きな変化はありませんが、売れていくものと売れないもの、使われているサイズ・樹種と使われなくなったそれとがはっきりしてきました。例えば構造材はまとまって売れていくことが少なくなりました。グリーンより乾燥材を求める傾向が強くなりました。それも手伝い集成材が増えてきています。 杉は内装仕上げ材としては需要が増えていますが、下地材・構造材として使う量は減っています。割れや曲がりはもとより、長さや乾燥の程度などいまいち「時代のニーズ」に遅れをとっている結果でしょう。また、米栂やラワン材などのように入荷自体が減ってきているものもあります。 ところで、今月の委員会では、木材の標準小売価格の見直しを行いました。現在の価格表に載せてある価格が妥当であるか、少し客観的に委員の方にわかるようにレジュメを組合の職員の方に工夫していただきました。この結果は来月の委員会で話される予定です。 話は少しずれますが、木材の売れ行きは悪いです。特に「国産材」がだめです。 木を見えるところに使っていただくことが少ないので、割れや曲がりが木材の特性として消費者に受け取られず、クレームの対象と考えられているためでしょうか。香りのする木や目をなごます木は使われることが少なくなってしまいました。そのせいもあり、わが社の在庫も一年前と比べると量的にも減少傾向、また国産材よりも外材、無垢の木から集成材に在庫品が変化しつつあります。優良な国産材を売りたいという私の希望と違う方向に現状は移行しつつあります。
2001/11/28(水)
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