赤木圭一郎(赤塚親弘)の詩+遺稿
題 名
はじまり
黄昏の海
黄昏の海は母のやさしさ
渇望
黄昏の渚でふと拾った炎のかけらがパチンとはじけたそのときからなのです
海
海の向こうに恋がある
海と心
海の底には静かな湖がある
(無題)
はじめて海に潜る朝 僕は長い間海を眺めていた
(無題)
夕焼けの美しさに 残照のきびしさが
若人よ
哲学の王座は化学に奪われ 混沌とした世の中を
(無題)
若者よ この旗の下に集まろう そして自由を叫ぼう
遺稿