3、月報委員の所見(2001年10月)
木材が売れない。木材は構造材、造作材、下地材とも売れ行きが悪い。ここのところリフォーム需要だけだったので、この傾向は強い。今売れているものといえば、「パーティクルボード」「フロアー」と「サイディング」ぐらいだろうか。
フリーフロアーを使う関係で根太の出方が減り、既存の床を壊さないでフロアーを上張りする仕事も増えてきた。ごみを出さず、材料も使わず、手間もかけずといったところか。
さて話は変わって。新築の仕事が決まった。木造の二階建てである。
プレカット、サイディング工事、下地材、建具などをいただけることになった。住まわれる方が畳の部屋も欲しいとのことで、少し変更になるが仕事は決まった。そこで私のところで扱う金額の割合を出してみると「プレカット25%・サイディング工事30%・下地材30%・建具15%」となった。ここまでいただけるので金額が伸びるが、下地材だけで食べていくのはかなり厳しい。木材業者らしい仕事が狭まっている。それは自分だけであろうか。
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