14、今月の市場(2003年8月)
8月は我が社の決算月です。この一年間の売上げは昨年並みで、わずかに上回ったぐらいです。ただこれから先まとまった仕事が決まっておらず、期待できません。売り先も大工・工務店から不動産屋、リフォーム業者が中心となり、売れていくものも限られた下地材が中心です。
さて最近、近くにあるホームセンターに行って来ました。コンパネ980円、耐火ボード12、5ミリ480円、ノダのクラレスフロアー1枚980円など、大きく表示してあり、一般の方がこの値段で材料を手に入れることが出来ます。その他にもカウンター材や2×4材を始め、工具、金物、照明、塗料など何でも揃い、「住まいを直す、作るといった消費者のニーズ」に応えています。価格も目立つ所は安く設定してあり、商売の上手さを感じます。そういえばこの所一般のお客さんの売上げがめっきり減りました。このホームセンター‐が開業した三年前には、それだけの品揃えもノウハウもなかったのですが、今では何でも揃います。
またこんなこともありました。マンションのリフォーム仕事で相見積もりになり、うちの大工が原価で見積をし、仕事をもらおうとしたのですが、相手がそこから40万円値引きして来た結果、仕事は取れませんでした。安ければいいという施主が居り、いくらでもいいからという工務店がいたのでは私達が残れないと思います。最もこのときの話には、後日談があって、値引きした40万円がそっくり赤字になったそうです。
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