12、今月の市場(2003年4月10日)
先日、建てさせて頂いた住まいが完成した。ここで使用された木材は土台、柱120ミリ角。間柱27×120。筋違45×90。下地材で30×40。あとは破風板の下地として24×180が少し。これだけである。床は24ミリのラーチ合板。壁と天井は15ミリの強化ボード、屋根が12ミリのラーチである。また床下に30ミリのスタイロホームを入れ、壁と天井用に100ミリのグラスウールを用いた。梁背は様々だが、使う木材の種類は減った。
又、今回の建物は造作材には既製品を用いたが、リフォームなどで無垢の木材を使う場合でも発注書が細かくなっている。
例えば、仕上がり寸法で
2100×30×185=2丁。
850×30×185=1丁。
2200×7×60=3丁。
などと来る。
使う寸法で使いたい量だけ注文が来る。樹種にもよるが自分の会社にある在庫をつぶして作るか、全て外注するかしばし思案している。そして外注してしまうことの方が増えている。長さ、幅、厚みと検討していくと外注した方が安く上がるからである。
かくして、我が社の在庫は減らずにいる。
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