メール送信ボタン
ホームにもどる
contents1へ
contents2へ
contents3へ
contents4へ
contents5へ
 
有限会社 大喜
東京都中野区弥生町2-33-13
TEL:03-3380-3823
FAX:03-3380-3946
地図(下のアイコンをクリック)
 
Update 2006年2月9日
Ver.5.6.1
 
 
自宅つくりのファイル
 

10、クローゼットは(2003年12月26日)

 1200ミリX2000ミリのスペースをクローゼットとして使うことにし、そこの壁には以前からの在庫品である杉の羽目板を用いた。いま少し節のあるものの方が、楽しめたかとも思うが、在庫のものを使えて私としては満足。もちろんそれよりも杉の香りや暖かさを感じることが出来て嬉しい限りです。小さな部屋ですが、「ここは書斎の方が良いかな」などと話しています。

 さて、左側に一本の柱を建てました。これも在庫品で二十年程前の杉の柱です。この木は小島商店という紀州材を曳いていた会社の製品で、桧と杉の柱が新東京木材の中央木材という問屋さんで扱っていました。105ミリ角が108ミリくらいあり、削って105ミリに仕上がるので重宝して買いました。

 あるとき、桧の柱を小節から3方無節まで100本ほど押し付けられて往生しましたが、何とか売り切って今日があります。私が30代の初めだったと思います。木味もよく、60年生の木材でしたから、好んで買っていました。

 今回自宅を作るにあたって在庫を整理していたときに、桧と杉の柱が一本ずつ出てきました。自然乾燥の上真っ黒でした。束子で汚れを落とし、昭栄木工所で加工してもらうと綺麗な姿に仕上がりました。今回桧は使わずに杉の柱を一本だけ使うことにしました。108ミリ近くあった木を100ミリに仕上げてみると、3方無節の二面に節が登場したのですが、これはご愛嬌ということで使っています。この頃私は節には拘らなくなっています。それよりも三つ二つは節を出して「本物だよ」ということを強調してみたいです。

この柱を見るとわたしは30代を思い出します。そういう気持ちをこめてこの柱を使ってみました。


Copyright(C) 2001-2005 有限会社 大喜 All rights reserved
本サイトの無断転載および無断林は堅くお断りします。
リンクを行いたい場合はmndaiki@nifty.comまで連絡下さい。