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いままの住まいに住んで15年が経ちました。
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現在の住まいに入ってから15年を迎えました。
今住んでいる住まいを二人で作ってから15年を迎えました。
鉄筋の建物内のリフォームで、現在の住まいは作りました。今のところ直したのは、給湯器くらいです。エアコンも付けた当時のままです。昨年壁から下の階に雨もりが発生しましたのでベランダの防水や壁の防水工事を行いましたが、それ以外、特段悪い所もなく、過ごしています。しかも冬暖かく、夏涼しいという快適な住まいです。
その理由の一つには見えるところに木材を使い、目に優しく、温度調節も自然とできていることがあげられるでしょう。さらに窓ガラスをペアにしたことで外部に逃げる温度を防いだことで、外出から家に帰ってきたときに、ホットな住まいになっています。
この時期暖かいということが、どれほど幸せなことか、実感できる住まいになっています。
また、床暖房は入れませんでしたが、杉の木の床板はその柔らかさという点で、物を落とした時には傷になりますが、保温性が高くて冬を過ごすのに最適でした。
今の住まいに大きな不満はありません。当時多額なお金を投資して作りましたが、元は取れていると思います。
ここのところ急に寒くなっていますが、今年は雨が降らないせいか、結露がありません。その住まいの中で暮らしても、窮屈な気持ちになれるのは、壁や床などの調節機能が働いているものと思っています。
この住まいは、妻と共同で作り上げたものであること、大工さんや設計士の方との打ち合わせをして作り上げたので、15年を経ると感謝の気持ちしか思い浮かびません。良い生活空間になっていると思います。これだけの年月を費やしても飽きが来ないし、ランニングコストのかからない住まいに生活している方がどれくらいいらっしゃるのかと思うと、リフォームも、材木屋が生き残る一つの大事な方法だと思います。
この15年で、テレビ3台、パソコン4台、掃除機、洗濯機、炊飯器、コーヒーメーカーそれぞれ変わりました。冷蔵庫も3代目です。
床も壁も天井も全く手を付けていません。質の高い住まいに住んでいる実感があります。木材を多用する、自然素材を用いることは自然の摂理に叶います。叶うということは「自然」なのです。長い人類の歴史にも合致しているということになります。一人でも多くの方がこのことに気が付いて自然の中の自分を置く生活を送られることを望みます。
この15年を振り返れば、父が亡くなり、義母が亡くなりました。元気だった私たちも高齢者の仲間入りをしました。高齢者になったればこそ、わかることも数多くあります。そのあたりを伝えていくのが、今の私の仕事になると思っています。
2019/01/25(金)
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