今月の一言は「自宅つくり」についてです。
賃貸用につくった三階建てマンションの3階の二つしかない隣り合った2部屋が6月末に相次いで空いてしまいました。一人は20数年間住まわれた方で、親の実家に戻られるので退室したいとのこと。今一方は近くにマンションを買い求めたので出ますということでした。どちらも急な話でしたが、隣り合った部屋が空くことはあまりないと考え、ここを利用して自宅をつくろうと思い立ちました。
実はこの春から自分達二人の住まいを見つけようと考えていたのです。分譲マンションであったり、戸建て住宅であったり、あるいは、手持ちのアパートをリフォームしようと考えていました。新聞広告を見たり、金融機関にも声をかけて物件を紹介していただいたりして、実際にいくつか見に行きました。
そこへ急に2部屋しかない3階が空いてしまいました。こういう機会はめったにないとおもい、この機会を大切にして住まいつくりに挑戦してみようと思い立ちました。現在住んでいる賃貸マンションは80平方メートルと広く、風は通り抜けるし、光も入ります。使い勝手も良いのですが、将来的なことを考え、やや手狭になっても、自宅つくりを進める事にしました。
先ずは自分で計画を立て始めたのですが、なかなか良いアイデアも浮ばないので、ここは「餅屋は餅屋」ということで設計士の方に依頼することにしました。
そこは「トキ空間設計事務所」といい、所長の滝波さんと則ちゃんが友人という事もあり、滝波さんを始め若い所員の方にいくつかのプランを考えてもらいました。
現在打ち合わせ5回目。大まかな間取図が出来上がり、9月の半ばまでには図面の出来上がり、見積をし、10月からは施工できる体制に入りたいと思っています。既存のマンションですので、天井高や内部の大きさを変えることは出来ません。また、窓の位置もあまり変更せずに直したいと思っています。お風呂の床が一段高くなってしまうのは仕方ないのですが、トイレと部屋との段差はつけたくないと思っています。光はあたる場所なので、風の通り道を考えてあげるのと、屋上からの熱を室内に持ち込まない工夫をすればよいと思っています。私達は、ベッドに寝て、テーブルで食事をしたりテレビを見たりする生活をしていますので、畳の部屋にはこだわりません。ただ材木屋として、柱を自分の気に入った柱を1本か2本建てたいと考えています。さて、どんな風に進んでいくのか、楽しみにしています。
トキ空間設計事務所はこちら。
電話:03−3985-5834
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