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有限会社 大喜
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Update 2006年2月9日
Ver.5.6.1
 
 
月報委員会12(2003年10月30日)
 

 10月16日に行われた月報委員会では価格表に関していくつか委員から意見が出ました。

 杉並のWさんからは「組合のセンター出される仕入価格が決まっており、各商品に対しても掛け率が決まっているのだから、価格に関してこの委員会の存在価値は低い」。蒲田のKさんからは「仕入価格自体の設定が高すぎるのではないか」大森のIさんからは「この標準価格表を工務店が消費者に卸す価格表として活用したらどうか」などでした。

 私もこの委員会は3年目に入り、はじめの二年間の間にいくつかの提言をしてきたつもりなどで、これらに自分なりに答えてみたいと思います。

 先ず、Wさんからの質問は、「その通り」だと思うし、私としては委員会内での時間を有効に使うために先ず掛け率を決めたつもりです。

私の提案は

  1. 価格表に載せる商品を一覧表にする。(現在600品目くらいだが、いくらでも増やせる。杉や桧の羽目板材などの単価も載せる事ができる)
     
  2. この表は年に一度か二度委員に提供する。(あるいはHP上の組合員の専用コーナーでいつでも見ることができるようにする)
     
  3. 毎月、仕入価格が変化したもののみをその月の月報委員会の資料として取り出して使う。(変化するものは木材が季節によって変動をきたすのとコンパネや針葉樹合板などの建材類であり、商品数としては数が限られている。)
     
  4. 掛け率は決まっているのだから、機械的な数字はその場でわかる。
     
  5. そこでその単価でよいかどうかだけを委員会に諮る。(もっと高くとか、まだ様子を見ようなど。あるいは切り上げ、切り下げなど)
     
  6. 時間の短縮になる。

 次に価格の変動しているものに対して、その仕入れ価格自体が妥当なものなのか、委員から意見を求める。委員会の前にあらかじめ各建材メーカーからの仕入価格が出ていると話が早い。今日いくらで買ったという話があると良いと思う。(仕入れ価格自体を高く設定すれば、高い金額が出てくるように作られているので、今度はどのように共同仕入れすれば「仕入れ単価を下げる事ができるか」を話す事ができる。(他の市場や組合との共同仕入れなどを探る)

 新東京木材の標準価格表は組合員全員の意見を公平に取り出そうとしているために「価格自体が高く設定されている」これは組合員の地域性や取扱商品の違いなどが前提としてありましたが、それがこの頃では壊れてきていると思います。取扱商品でランクがつくものは吉野桧であるとか、天然秋田杉などどいったかなり特殊なものに限られてきました。カナダツガのKD材なら何処の市場を通しても同じ単価になりました。

 また、近年のホームセンターなどの進出等により、木材や建材に関して一般消費者が入手できる金額がかなり下がっています。これに対応できるような価格に近づける必要があると思います。単純にいえば仕入れ単価が下がれば可能であると思います。(ホームセンターの価格を委員の方に知らせる必要があると思います)

 もちろん、ホームセンターの価格は、特定の売れ筋のものが安く、その他の大半のものは値段が高く設定されていて、彼らなりにバランスをとっていることがわかります。商売が上手いという事でしょう。

 私どもは材木屋として木材や建材を適正な価格で提供していくつもりです。安く提供できるものも追及しますが、それ以上に「価値のあるもの」を提供しなくてはと思います。木材で高級品が売れるという時代は既に過去のものになり、木材を希少価値で計っていくのは止めていきましょう。節のあるなしに関わらず木材を床や壁など見えるところに使っていただき、それが人の健康に寄与することを肌で感じ取ってもらうよう力を尽くしていきたいと思っています。

 話がそれてしまいましたが、木材や建材の単価表も、もっと実践的に作り変えないといけないのだなと今月の委員会では感じてきました。


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