今月の月報委員会は18日の6時から開かれました。木材に関する価格表が単価も変わり、また見やすくなりました。さらに来月からは、新建材や住宅機器についても単価の見直しをして、実情に見合った価格表にしていくつもりです。組合員の皆様にとっても使いやすい単価表になると思います。
今月の市況ですが、木材に関しましては、国産材がやや下げ基調。その他のものは横並びです。ベニヤ類も値段が上がらず、ほぼ横ばい、ラーチ合板などは少し下がってきました。それだけ仕事が無いということでしょうか。
話は変わりますが、木材問屋さんなどからも国産材が売れないという嘆きを耳にするようになりました。売れていた時代を知っている人では、この難局は突破できないでしょう。
田中淳夫さんの本の中に書いてあったことですが、木材が切れば売れた時代は戦後の復興が始まった昭和25年から39年の東京オリンピックの頃までです。その間にも景気の低迷がありましたから、爆発的に売れていたのはほんの十年間だけなのです。その名残で40年近く引っ張ってこれたのです。逆にいえばそれだけ木材は身近なものでした。
それが今崩れようとしています。木材が使われなくなって山が放置されていることが大問題なのだと思います。
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