「樹づかいの家」 よくわかる木造住宅Vol.2 発行:つくば緑友会 定価:500円
主な見出しを書きます。少し長いですが、じっくりお読みください。
目次
- 構造材
- シロアリの対策はどうすればいいの?(土台)
- 柱の太さの標準はどのくらい?(柱)
- 窓のスベリが悪いのはどうして?(母屋・桁)
- 引き戸が開けにくいのはどうして?(梁)
- 地震に強い家をつくるポイントは?(筋違)
- 下地材
- 軒先が波打って見えるのはどうして?(屋根下地材)
- 洋間の壁がフワフワするのはどうして?(壁下地材)
- 床がギシギシきしむのはどうして?(床下地材)
- 造作材
- 音の反響を防ぐ方法は?(天井材)
- 和室造作材
- 廊下と部屋の段差、何とかならない?(敷居)
- 掃除機で壁を傷つけない方法は?(畳寄せ)
- 身長が高い息子の頭がドアにぶつからない方法は?(鴨居)
- 山小屋風の部屋が欲しいのですが?(差敷居・差鴨居)
- 一段と二段の廻り縁。どちらがいいの?(廻り縁)
- 長押ってなに?(長押)
- 窓枠が色あせてしまったのですが?(洋室造作材)
- 素足でも冷たくない床材は?(木質床材)
- 押入や壁のカビ。どうしたらいいの?(木質内装材)
- 階段は広くて緩やかな方が?(階段)
- 小さい和室に床の間は不向き?(床の間)
- 外壁材を選ぶ基準は?(外壁材)
- 破風板をきれいに保には?(軒裏)
- 集成材ってなに?(集成材)
また、構造材、下地材、造作材は以下のように説明されています。
構造材=構造材は木造住宅の骨格を成す部材で、地震や風圧に対して建物の姿形を正常に維持する役割をし、建物の寿命を左右する重要な部材といえます。特に強度や耐久性に優れた木材を使用することになります。
下地材=下地材は構造材と仕上がり材の中間にあって仕上がり材をささえ、正常に維持する役目を持つ部材です。出来れば乾燥材を使用し、又仕上がり材との接合方法によっては、釘の効きの良い材や、接着性の良い材などが要求されます。
造作材=造作材は取り付ける場所によって、外部造作材と内部造作材に分けられます。造作材は美観を重視される部材ですが、同時に使用される部材によっては、耐久性も考慮する必要があります。
さてこの本はいまから4年前に発売されました。つくば緑友会13名の会員の方が自らの力で書き上げ、自費出版したものです。「木材店が書いた木造住宅を知ってもらうための本」として画期的なものです。今回紹介したものは、第二巻ですが、このシリーズは4冊になり、5万部を超える、隠れたベストへラーとなっています。
これから住まいを建てようとしている方や材木店の若手の方などには、木造住宅の概要を知るテキストとして最適だと思います。見やすいように絵や図がたくさん挿入されています。ぜひお読みください。(有)大喜でも販売しております。
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