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30年前のフリートーキング
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30年前のフリートーキング
今月の「WOODS」には、杉並支部の石井さんが巻頭言を書かれています。 これを読みながら今から30年前に組合で行われた年代別フリートーキングを思い出しました。20代、30代。40代。50代以上と3回に分けて行われました。現中野支部長の伊藤さんをはじめ太田さんや窪寺さんが40代以下に。私が40代に、当時の田中支部長が50代以上に出ました。 問題点は、今ともあまり変わらなく、木材が売れなくなり、特に国産材ですが、真壁の住まいが減り、大壁になり、建材の販売比率が高まり、プレカットが普及して木材販売から工務店化・住宅へと材木屋も重点を移し始めた時でした。参加者からは名刺の名称を材木商からマンション経営者に変更したとか、工事の仕事をメインにするとかいう話でした。もちろん従来のお客さんを大事にして地元に貢献していくのは前提でした。 あれから30年。木材業といっても現在で売れるものは30*40、36*45など。ホームセンターと競合するものばかりです。桧の土台や桧の役柱のセリなどは行われることもなく数十年過ぎました。材木といってももはや材木だけでもないところに都内の材木屋はいると思います。私も固定資産税を支払うためにどうするか、が一つの焦点でマンションを建てました。小さなものですが。それでおおよその税金は賄っています。 これからは不動産で食べていき、木材も建材も住宅も扱うのが形でしょう。そのうえでもう少し木材に関して知識を持ち、広めるのがせめてもの役割でしょうか。今は製材や加工もできるところが少なくなっております。高齢化も職人不足も痛いところです。それでも食べていける体制はできています。そこからの出発でいいのではないかと思います。国産材の特色を、活かすためには製材工場の見学なり、加工技術の伝承であったりを組合員や組合職員の教育から行うことで前に進めるのではないかと思います。
2023/05/21(日)
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