先日のレジュメ

 
 

5月16日の例会での私のお話です。
おおまかなことしか言えませんが、ここに残しておきます。

 

 

  1. 時代の変化
    1. 木造住宅における木材の占める割合が総工費の3割くらいあった時代から、10%以下の時代へ。真壁の建物の減少。大工工務店の高齢化など、ここ三十年で仕事は変化してきた。(楽な仕事の時代の終了)
    2. それに伴い、材木屋も売るものを多様化して対応。一般木材だけでなく、プレカット、サイディング、水廻り、建具、サッシ、材工など。
    3. その結果、工務店と「仕事の中味に」大差がなくなった。材木屋が「請負を手がける方向」が増えてきた。(横田さんに聞いて下さい)
    4. プレカットの進展=新築住宅はプレカットが基本になる。(亀山さんに聞く)
      1. プレカットの現状=木造住宅の半分以上がプレカット材の軸組になった。KD材・集成材の使用が増えた。羽柄材のプレカット、屋根下地材の部品化、パネル化、外壁のサイディングのプレカット。(トーアを見てきた)
      2. プレカットの課題=生産能力を維持するためのCAD要員の確保。機械ソフトの統一化
      3. プレカット工場の将来=情報集積基地として一つの中心をなすだろう。
      4. 材木屋にとって「プレカット」とは=重労働からの開放。下小屋問題、ごみ問題の解決した。ここで得た時間をひと味違うサービスに使うことが出来るようになった。その反面、誰にでも参入できるものであり、「材木屋」を通すとどこが違うのか、その違いを示さねばならなくなった。
         
  2. 行政の側からの提案(阪神大震災を契機により強硬な主張が増えた)
    1. 品確法(性能表示・瑕疵保障制度)=品確法については細田通信を参照。性能表示も少しずつ普及。性能表示住宅に優遇ローンなど金融メリットをつける方向。住宅性能評価機関が力を持つ。瑕疵責任と保障。
    2. 改正建築基準法=地耐力に応じた基礎の設定。耐力壁のバランス計算。柱頭・柱脚の仕口の金物補強。階段手摺りの設置義務。(山宮・岩田)
    3. 環境・リサイクル対策=改正廃棄物処理法。資源有効利用促進法の施行など循環型社会形成推進基本法の施行により住宅においても生産者(建材メーカー・ハウスメーカー・工務店)は、製造から使用、廃棄されるまでのすべての段階でその責任を負う。ことが明記されている。
    4. 健康・省エネ住宅=シックハウス対策(VOC対策が標準仕様になる)住宅の省エネ化(地球温暖化対策として今後求められてくる)
    5. リフォーム&住宅ストック=中古住宅保障制度がスタート。バリアフリーリフォーム。介護保険によるリフォーム。(ダイカツ)
    6. 消費者契約法=この法律は不適切な手段・内容で結ばれた契約について、消費者が契約そのものを無効に出来る。(無許可業者による違法建設。構造体力など性能を示したデータが嘘だったなど。)
    7. 新住宅税制・住宅金融公庫=住宅ローン減税制度(施主の入居後10年間、住宅ローン残高の1%を所得税額から控除できるという制度。)資金贈与は550万円まで非課税。公庫融資は高耐久化が完全義務となり、償還期間も35年となる。今後はローン期限の35年が住宅寿命の最低目標となる。
       
  3. 材木市場・組合の行方
    1. 東京相互木材市場(株)=新オレンヂシステム(住宅相談から現場見学会に至るまでの住宅建設に関するあらゆる相談窓口としてのサービスを行う「新オレンヂシステム」を立ち上げる。
      同社は、パソコンを使った作図システムにプレカットを組み合わせた形で工務店や木材業者に営業支援、設計支援、加工支援、資材支援を行ってきたが、昨年4月の品確法の施行、性能表示制度のスタートなど法律や制度は整備されていくものの、大手ハウスメーカーに比して既存の流通の立ち遅れは否めず、それを取り戻すために新たなシステムを構築したとのこと。
    2. 新東京木材=性能表示に対応したCADシステムの導入。ホームページの作成。下町の東京材木商組合とホームページの共有化を計り始めている。
    3. 丸宇・第一木材市場=市場開放
    4. 新宿市場(株)=自社でプレカット工場を持つ。
    5. どこが残るか=「新東京がなくなると廃業になる」
       
  4. メーカーや建材問屋は何を考えているのか。
    1. 大手ハウスメーカーの動き=新里さんに聞く
    2. トステム=豊富な品揃えで家一棟分を提案。新築、リフォーム、ショールームありのなんでもござれ。一つの塊になると思う。
    3. 松下電工=インターネットを使ったエンドユーザー獲得に力を入れる。住宅会社・施行例検索システムあり。
    4. ナイス=「e-house」あり。(インターネットを使った建材博覧会)
    5. ジャパン建材=
    6. 日本ベニア=住実ネットワーク
    7. 大建工業=「品確法、環境、IT」への対応を経営の三本柱に。
    8. メーカー間の業務提携・合併の進展
       
  5. これから本格的になる「ネットビジネス」
    1. インターネットの時代=個人でも情報を発することが出来る時代。もちろん受信も出来るから、これを用いて情報を仕入れる事が増えた。
    2. パソコン、導入しましたか=事務の合理化。受発注の合理化(ナイスアドバン、カシオ--太田会長さんに聞く)
    3. 「ネットビジネス」=「木建市場」「鹿児島建材」「インターネット木材市場」(ここはまだ良くわからない)
       
  6. .私は。
    1. 総合力を高めるか、専門性を売るか=両方ともない。小さく食べていくことは可能。
    2. 同じものを同じ値段で売る時代だから売る人の「個性」や「信用」が一つの売り物になる。私が売るのは最終的には相手側の「安心感」や「満足感」
    3. 手がかりとしての「趣味、仲間」を活用する
    4. ホームページの開設=自分とその周辺を炙り出してみる。ホームページを見てください。名刺にHPアドレスを追加しました。東京木材ネットワークでHPを立ち上げる。会員名簿の公開。
    5. 仕事を作り出す努力を。=掲示板の設置。
    6. 数年前と違うのは、インターネットを通じて、情報が入ってくる。
       
  7. あなたは
    1. 木材新聞とっていますか。=ナイスビジネスリポート。新建ハウジング。建築知識(新聞はインターネットでも読めます)
    2. ショールームに行っていますか=電工、クリナップ、東京ガス。
    3. 勉強会や講習会に行きましたか。(パソコンを含む)
    4. 資格にチャレンジしていますか=二級建築士。宅建。福祉住環境コーディネーター(山宮さんに聞く)
    5. 趣味を頑張っていますか(伊藤、石橋さんに聞く)
       
  8. 材木屋の仲間たち=東京木材ネットワーク、モック、つくば緑友会
    東京にある材木屋は約2000件といわれている。その中で私が知っている、あるいは関わった材木屋さんの集まり。(会員資格45歳までが多い)
    1. 東京木材ネットワーク=横田幸雄(事務局新東京木材職員・平井さん)紙芝居が好評(石垣、新里さんに聞く)
        • 東京木材相互境市場 昭和会キッズクラブ=佐藤尚弘
        • 丸宇木材市売? 西浜MJクラブ=会長内山信一、鈴木
        • 東京新宿木材市場(株) CAN=小島茂、長谷川聡、石田、遠藤通郎
        • 東京材商青年協議会=篠崎純一、清水俊雄、内野
        • 練馬木材商組合二十人会=後藤、逢野
        • 木場センター(株) 親青会=船越悦夫、樋山
        • 新東京木材商業協同組合 モック=内田善英、大渕治、岡部孝明
        • 東京木材青年クラブ=窪寺伸浩、毛塚
      • 数合計 約300社
      • 新東京モック「奥多摩林下草刈り体験のご案内」6月16日(土)午前8時30分集合
    2. 東京昭和会=横田幸雄、太田裕之、
      新東京の他の集まり
      • 三日会=木村恵一
      • 新三日会=天沼友一(豊島)
      • 八多楽会(大森)
      • 木遊会(板橋)
    3. つくば緑友会=(ホームページの公開、4冊の冊子、セミナー開催)
      益子、渡辺、肥田(30代中心の13名で構成)
      • セミナー案内6月3日(日)土浦第一木材市場(TEL0298-42-9881)
        「永く住める木材・建材の選び方、使い方」
    4. LICC=榎戸正人(メーリングリストを行なっている)
      厚生労働大臣、国土建設大臣宛てに署名活動を行なっている。
      「室内空気の規制に、もともと木材が持つαピネン、リモネンを含めることに反対し、厚生労働省のガイドラインの変更を求めるとともに、国土建設省が『住宅の品質確保の促進等に関する法律』の室内環境の項目を改定する際に、それらの成分を対象外として頂くよう、強く要望いたします。」
       
  9. 新東京はどうする。十四日会は?=従来どおりは通用するのか
    1. 材木を売ろう。=国産材の役割、利点、また欠点は?
    2. 住まいに関する知識をもとう。
    3. 仕事が取れるように自分を売ろう。(江山観光社に学ぶ)
    4. 自分なりの材木屋像を持って若いうちにいろいろやってみては如何。