「還ってきた海の皇子」は昭和52年10月に発行された赤木圭一郎の伝記小説です。著者は、渡辺和衛。発行所は白夜書房となっています。25年も前の本ですから、今でもあるかどうかわかりませんが、赤木圭一郎を偲ぶ会(当時の会長木村正則)が編集したものとなっています。(帯にも偲ぶ会編集による初のドキュメント小説となっています)
この年の二月に大手町の「サンケイ会館」で「赤木圭一郎夢の大展示会」が開かれていますので、その流れで購入したものと思われます。
「偲ぶ会」の名前はこのとき初めて知ったのですが、それからこのサイトを知るまで、20年以上かかりました。
還ってきた海の皇子(目次)
はじめに
悪夢
生いたちの記
青春時代
赤木圭一郎誕生
栄光への道
永遠のアイドル
そして今・・・
トニーへ
*
思い出の名場面集
*
あとがき
となっています。
「悪夢から永遠のアイドル そして今・・」までが伝記。
「トニーへ」は石原裕次郎、芦川いずみさんなどの思い出が紹介されています。
そして「はじめに」の手前のところでトニーの写真と詩が10ページほど紹介されています。そこがこの本の特徴のひとつになっています。
そこでは、
渇望
たそがれの海
若人よ
海の向こうに恋がある・・・
海の底には静かな湖がある・・・
情熱に充ちた都会の煤煙で・・・
などが紹介されています。(このサイトでもこの6つは紹介されていますね)
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